FOMCを受けてのマーケット。10:34

 【FOMC】

 日本時間3日に発表したFOMCは、市場予想通り政策金利を0.75%引き上げ、3.75ー4.00%に決定しました。その後のパウエルFRB議長記者会見で、利上げ減速に対し議論をし、利上げ減速時期を早ければ次回会合で行う可能性を示した一方で、利上げ打ち止めを考えるのは時期尚早であり、引き締めが不十分であればインフレが定着してしまうリスクも十分に考えられるとしました。市場が予想していたよりは、タカ派的な内容だったように思います。

9月ドットチャートでは、2022年末は中央値4.375%に用法修正したことを考量すると、12月の利上げ幅は0.5%と推測することができます。ただし、現時点でのフェドウォッチによる0.5%利上げ確率は52%である一方、0.75%利上げ確率は48%。つまり、インフレ指標次第で0.75%利上げもあり得るということになります。

【ドル円】

ドル円に関しましては、以前にも述べていますが、ドル高・円安のピークを打ったと予想しております。ただし、ここまで円安が進んだ相場であるため、簡単に円高に向かうとは思いませんが、私の予想では2週間以内にドル円が変化すると考えております。

【大証金】

大証金は、昨日の会員サイトで〇〇〇〇円以下で利確を意識するようにお伝えしました。ただし、あくまでも売り主体の逆張り方針です。3日米国金ETFが7.53トン減少し、それ以外でも2トン近くETFが減少しておりました。繰り返しの話ではありますが、投資資金が金から流出していることを考えると、NY金の上値は限定的と予想します。予想レンジを修正し、対応していきたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、ようやく短期トレンドに変化が出てきました。FOMC前は、現物価格よりNYプラチナが5~10ドル割高でしたが、本日は1ドル~6ドル割高幅を修正してきました。私の見方では、大口投機家の買いが進んだ影響で大幅割高を演じ、その後同筋の手仕舞い売りが進んだことで割高が縮小したと考えております。ただし、同筋は弱気をしていないため、現物価格よりも割安になれないと思います。しかしながら、繰り返しの話になりますが、今年の各国中央銀行の大幅利上げは、予想以上に経済を圧迫すると考えております。そのため、大半が工業品需要を占めるプラチナにとっては、正直買う理由が見当たりません。唯一買う理由としては、ドル安だけであると判断しております。(細かい材料・期待はありますが)

 

 日経225は、本日会員サイトで〇〇〇〇〇円以下新規買いが成立しました。ロスカットを設定して臨むのが良いでしょう。

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