昨日日本時間16時に中国当局が、ゼロコロナに対する抗議デモを受けて、高齢者ワクチンを強化すると発表したことで、中国ゼロコロナ政策緩和期待により、NYダウは小高くスタートしました。しかし、その後、FRB高官のタカ派発言を受けて、軟調に推移しました。
日本時間12月1日午前3時30分ごろに、パウエルFRB議長が経済と労働市場のデスカッションを行います。ここ最近、FRB高官がタカ派発言を行っており、それに合わせる発言が予想できます。
【大証金】
引き続き、戻り売り方針とします。昨日もコメントしましたが、NY市場において大口投機家が買いポジションを増加させていないため、NY金がショック安になることは予想しにくい。ただし、ドル円は依然として下落方向と予想しているため、円高分で〇〇〇〇円までの下落が予想できます。しかしながら、会員サイトでも述べたように、ロスカットは設定しておくのが良いでしょう。
【大証白金】
ここにきて、NYプラチナに大口投機家の新規買いが入っているように思います。正直、何を理由に買っているのか具体的に想像できません。この買い方は、ドル安だけではないと考えております。ただし、昨日もお伝えしたように、中国自動車工場の一部稼働停止や、今後世界経済の悪化が、大口投機家の投げ売りを誘うと予想します。今はチャートが売り転換できずに踏ん張っており、もう少々様子を見たいと思います。基本は、売り方針とします。
【日経225】
本日下落したことで、日経225の上値が重くなってきているように思います。昨日の空売り比率は、40.9%と前日43.1%から減少しており、市場が弱気し切れていないことが理解できます。これだけで相場は動きませんが、日経平均のPERが16倍を上回っていることを考慮すると、更なる材料がない限り高値を買い続けることは困難と予想します。
パウエルFRB議長が、景気悪化したとしてもインフレ抑制のため利上げをし続けると、以前発言していました。私は景気が悪化しない限りインフレは抑制されないと考えております。つまり、景気が悪化(後退・減速)することは避けられないことだと判断しております。
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