大証金、大証白金ともに上値の重い展開予想。18:13

【大証金】

 大証金は、引き続き戻り売り方針とします。ただし、本日会員サイトでも述べたように、突込みは弱気する相場ではありません。昨日の米国市場は、先週末の米雇用統計、昨日のISM非製造業景況指数を受け、ドルが反発、そのことからNY金が1800ドルを割り込むことになりました。この動きは、想定内です。以前からドル高になると、NY金は1800ドルを割り込み、大証金が下落する理由として円高とコメントしました。私自身、ドル円が下げ止まったとは思っておりません。さすがに、18円も下落すれば、数円の反発はあり得ます。今回は、行き過ぎた円安の悪性相場と考えております。

【大証白金】

 大証白金は、基本戻り売り方針です。私のコメントに対し、ご質問がありましたので、分かりやすく解説したいと思います。①ここ数日間、大口投機家と大口当業者のポジションについてコメントしました。両社の特性を抑えておく必要があります。大口投機家は、基本順張りです。高いところを買い、安いところを売ります。しかも、現物の紐づけがないため、必ず反対売買をします。(相場を動かしているのは、良くも悪くも大口投機家になります)

一方、大口当業者は基本逆張りです。高いところを売り、安いところを買います。同社は、現物を渡したり、差金決済もします。②相場の買われすぎ、売られすぎは、基本大口投機家の動向によるものです。その行き過ぎを大口当業者が逆向かいするケースが少なくありません。

 昨日、大口当業者の売りポジションの利食いが出てくる水準とお伝えしましたが、このことは大口投機家が投げ売りをし、相場下落した水準のことを示します。大口当業者の売りポジションマックスとは、今年の3月8日時点と匹敵する売りポジションということになります。3月8日の大証白金日足チャートをご覧ください。

 ちなみに、先週末のNYプラチナ取組増減は、383枚減少でした。ただし、同日出来高が30956枚であったことを考慮すると、大口投機家の高値買いポジションの決済と新規売りが出たように思います。本日朝方、プラチナ現物価格が1000ドル前後で、何らかの買いが入ったようにも思います。そのため、プラチナ現物価格よりもNYプラチナ価格が10ドル~15ドル割高でしたが、本日4~5ドル割高まで縮小しました。

大口投機家の買いポジションが減少したと判断するポイントは、①出来高増、②取組減、③大陰線、若しくは下髭線になります。

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