本日は、大証白金について、チャートを用いりながら、解説したいと思います。
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【大証白金】
私の考えですが、大証白金が上昇・下降相場を演じるのは、基本NYプラチナの動向が一番重要です。それに為替が加わることで、大証白金価格が予想以上に上昇したり、それほど上昇できなかったりします。反対もしかりです。そういったことを踏まえ、ご確認の意味でチャートをご覧ください。
こちらのチャートは、上からドル・インデックス日足、ドル・円日足になります。8月1日から本日までの動きをご確認ください。ここでは、材料等は割愛します。
ドル・インデックスは、8月1日前後まで下落しているのがご理解できると思います。(①)その反面、ドル・円は今のところ、その水準まで下落していません。つまり、ドル安・円安ということになります。
次に・・・。
こちらのチャートは、NYプラチナの日足になります。こちらも同じく8月1日から本日までの動きになります。先ほど、ドル・インデックスが8月1日前後まで下落していることをお伝えしましたが、NYプラチナはドル安の影響を受け1000ドル台を維持しております。(②)
続いて、今回の上昇時の大口投機家ポジションを簡単に解説したいと思います。
こちらのチャートは、先ほどのNYプラチナが上昇した期間の日足を拡大したものです。(③)
点線赤枠(①)は大口投機家の買いポジションが減少した期間を示しております。赤枠(②)は、同筋の買いポジションが増加した期間。青枠(③)は、同筋の売りポジション減少期間となります。
9月6日を基準としております。
①10月11日まで買いポジションが、9292枚減少しました。②11月15日まで買いポジションが、8773枚増加。③9月7日から11月15日まで売りポジションは、29814枚減少しました。つまり、840ドルから1070ドルまでの上昇は、同筋が29295枚の買い注文を散発させたことによるもの。
【総括】
ドル円は以前から、日本政府による円買い介入が2回実施した場合、相場が変化するとコメントしてきました。まず早い段階で135円までの円高を予想、勢いがあれば130円もあり得るとお伝えしてきました。円安を覚えたことから、私自身、当面円安トレンドは形成しないと考えております。月足を見て頂ければお分かりになりますが、行き過ぎた相場の修正が、130円台なのです。
そのことを踏まえ、仮に再びNYプラチナが1074ドルまで上昇した場合、大証白金は前回高値まで上昇することになります。しかし、円安傾向でなければ、大証市場に買い注文が入りにくく、高値を更新することは困難と予想します。(今回ハッキリしたことは、円安に振れると大証白金とNYプラチナ価格が縮小し、円高になると拡大、若しくは縮小しない。)ましてや、現状でNYプラチナが高値まで上昇するのであれば、更なるドル安が必要になり、しかも大口投機家の買いポジションが以前よりも増加しなければ困難です。よって、本日は中国ゼロコロナ政策大幅緩和が、NYプラチナを押し上げた要因と考えますが、それ以上の好材料が出ない限り、内外ともに上値の重い展開を予想します。テクニカル面では、本日大証白金反発により、売り転換できず、方向性に欠く動きになっております。恐らく、3~4日は、このような動きが続くかもしれません。慌てず売り対処していきたいと思います。
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