昨日は、日銀が長期金利上限を0.25%から0.5%に引き上げる緩和修正を発表したことで、事実上利上げと市場が判断し、日本国長期債利回り上昇、円高が大きく進みました。
正直、ドル円・株式市場のサプライズとなりましたが、私は以前から円高を指摘し、全ての金融商品を売りの意識をもって臨むとコメントしていたこともあり、今回の相場下落は良い流れとなりました。
過去のコメントをご覧いただきますと、まだ円高を予想しております。私は、来年1月~3月に〇〇〇円まで円高が進むと予想しております。
私が昨日ブログをアップした後に、大きく円高に振れ、大証金・大証白金・日経225ともに大幅下落となりました。正直、ここまで一気に下落するとは予想していませんでした。
さて、大証金ですが、本日は昨日の大幅下落のリバンドと考えております。相場が一本大陰線を演じた後は、再び戻ったところで売り叩かれます。ただし、大陰線が2本継続した場合、まとまった反発が考えられます。つまり、本日リバンドしたことや、円高が継続していることから、大証金の反発は未だ売られやすいと考えます。
大証白金は、昨日4111円まで下落した反動で、本日反発しました。昨日のブログで、短期的に買う条件として、①NYプラチナの出来高が30000枚以上、②NYプラチナの取組高60000~65000枚に減少、③NYプラチナが現物価格より割安になることを挙げました。昨日のNYプラチナ出来高は、推定で36000枚を上回っておりました。取組高は、明日公表です。NYプラチナは現物価格より、1~2ドル割高でした。このことを踏まえると、ハッキリしたことは言えませんが、だいぶNY市場でポジションが入れ替わったように思います。ただし、大口投機家の買い越し枚数にそれほど変化がなければ、引き続きNY市場を強気する必要はないでしょう。今週末にある程度確認することができます。
本日は、大証白金とドル円チャートをリンクして、相場の展開を考えていきたいと思います。
こちらのチャートは、上から大証白金日足、ドル円日足になります。①は10月24日~11月7日の値動きです。大証白金は、日銀の2回目の円買い介入後、円高・ドル安となり、NYプラチナに買いが入ったため、4200円の壁を超えていきました。その後、更にNYプラチナが上昇したため、大証白金は4633円の高値を付けました。私は、その日のブログで、天井を付けた可能性があるとコメントしました。
②は11月16日~12月19日の値動きです。ドル円が140円~135円のレンジに収まり始め、NYプラチナ市場で大口投機家が大幅買い越しになったこともあり、大証白金の上昇にも勢いがなくなり始めました。私は、この期間、大口投機家の買いポジション増加を懸念していました。
③は昨日からの値動きになります。ドル円が、完全に135円を下回ったことで、次のターゲットは130円割れになります。日柄をかけると、再び大幅円高の可能性が出てきます。大証白金も、それまで4263円を2回付けて反発していましたが、昨日一気に底抜けした格好となりました。この要因は、当然円高もありますが、NYプラチナに買いが入りにくくなったことも考えられます。今回の下落によって、未だ戻りは売られやすいと考えております。①更なる円高②NYダウ、上海総合株下落③NYプラチナ980ドル割れで、同筋の手仕舞い売りが考えられます。
そのことが年内あるかもしれません。そのため、引き続き売りの意識をもって対処したいと思います。しかし、昨日の安値を下回った場合は、〇いも考えて良いでしょう。ただし、年内はリバンド狙いです。
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