中国筋のプラチナ大商いをピックアップ。18:50

本日朝方に日銀が、来週の金融政策会合で大規模緩和の副作用を点検するとの報道により、日銀の政策修正の思惑から円買いの動きとなりました。

 本日の米CPIコア指数予想は、前月比0.3%上昇(前回0.2%上昇)、前年同月比5.7%上昇(同6.0%上昇)となります。市場は、インフレが鈍化するとの見方が大半となっております。

【大証金】

 大証金は、一旦売りポジションを処分しました。しかし、売り目線は継続します。余程下落しない限りは。中国の需要期待などでNY金が買い進まれていますが、VIXは20%前半で推移しており、NY金の上昇にも限界があると考えます。しかし、NY市場へ投資資金が流入していることから、一旦は売りポジション解消とします。

【大証白金】

 昨日のNYプラチナは、思った以上に買い進まれました。恐らく、ユーロが堅調に推移したことから欧州勢の買いが入ったように思います。しかし、NY時間に入り、高値から40ドル近く下落したことを考慮すると、NY市場で現物売りが出た可能性も否定できません。ただし、本日米CPIの発表を控えていることや、ユーロが堅調に推移していることから、1日、2日様子見たいと思います。大証白金については、以前と変わらず4450円以上は売り目線で臨みます。

 本日は、上海白金市場で出来高が1000枚以上をピックアップしてみました。NYプラチナの日足を用いて、出来高によって色分けしておりますので、ご参考にしてみてください。

 中国筋は、ある程度価格が安くなると買い枚数が増加します。9月2日には、3534枚と大商いを記録しました。ただし、今年に入っては、1000枚を超える商いはありません。

続いて、ユーロ・ドルの日足チャートもご覧ください。

 こちらのチャートを見ますと、ユーロ・ドルとNYプラチナの動きは、ほぼほぼ相関しております。昨日は、ドル安にも関わらず、NYプラチナは下落しました。昨日もお伝えしましたが、この動きが大証白金下落には必要不可欠です。

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