今回のドル円と日経平均について、少し整理したいと思います。
その前に、私は昨年10月17日から連日円高を予想しておりました。いずれ130円~135円で落ち着くと予想し、勢いがあれば125円も視野に入れておりました。
今回、その130円を下抜け、勢いが付きました。
12日に、今月会合で日銀が大規模金融政策の副作用を点検するとし、市場は更なる金融政策があるのではとの報道で、円買い、日本株売りとなりました。恐らく、海外勢によるもの。
そして、同日夜、米CPIの数字が予想通り抑制したことで、ドル安・円高が進むこととなりました。
先ず、日経平均のきっかけは、18日の金融政策会合になることでしょう。日銀は、政策修正観測を背景とした金利上昇圧力を抑えるため、2日間で約9兆円規模の買いオペを行っております。これだけ買いオペをしていることを考慮すると、同会合で政策修正は打ち出さないと予想しております。そうしますと、一旦、日経平均株価や日本円はリバンドする可能性があります。
ただし、円高の背景には、当然ドル安があります。来月FOMCで、0.25%利上げが濃厚となる中、依然として市場は年末、若しくは来年初旬に利下げをすると見込んでおります。そのことが、ドルの上値を重くしているようです。私自身、何の弊害もなく利下げをするとは思えませんが、市場が期待している以上、とりあえずFOMCまでドルの上値は重いと考えます。しかしながら、2月会合で、ドットチャートの公表はないため、中期的に見ても3月会合までドルの上値は限定的と予想します。
【大証金】
大証金は、先週末もお伝えしたように、〇〇〇〇円以下の買いは維持したままです。NY市場へ今でも投資資金が流入していることから、NY金の下落は考えられません。今は。。。ドル安になると、NY市場に新規買いが入りやすく、大証市場7800円台は弱気しにくいところです。ただし、円高の流れが、大証市場の上値を重くするため、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円では、利確を意識するのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、未だ売り目線です。ドル安であるため、NY市場が下げ渋りを見せておりますが、以前から述べているように、大口投機家の買いポジションの整理が行われない限り、NY市場の更なる高値は期待できないと考えております。しかも、ドル安にも関わらず、以前とは異なり、大証市場がマイナス圏で推移していることから、NY市場の上値の重さも感じられます。よって、予想レンジを引き下げて、トレードを組み立てるのが良いでしょう。詳しくは、会員サイトをご覧ください。
【日経225】
日経225は、やはり上値の重い展開となっております。以前も指摘したように、日銀の政策修正観測は、株式市場にはマイナス要因です。そのため、18日の前場が、一つポイントになると考えております。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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