先週末発表した米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回り51.7万人増加(市場予想19万人増加)としたことから、FRBの利下げ観測が後退し、金融引き締めが長引くとのではとの思惑で、ドル高・ユーロ安、NY貴金属下落となりました。一方、次期日銀総裁人事の報道により、円安・日経平均高となりました。
【大証金】
大証金は、予想以上に下落しましたが、本日の会員サイトで述べたように、現状維持のままです。しかしながら、反発した場面では、7930円以下の買い玉のみ利食いを考えております。基本は、買い目線で考えておりますが、ユーロ・ドルの動きが不安定になっていることから、大きなレンジ相場を想定し、トレードしたいと思います。
【大証白金】
大証白金は、やや揉み合い相場に入り、その後下値試す展開を予想しておりましたが、本日下落。基本は、売り目線で考えております。会員サイトで述べている予想レンジを50円引き下げて考えたいと思います。先週末のNY市場では、出来高が推定30000枚を上回っていたことを踏まえると、以前からお伝えしているように大口投機家の手仕舞い売りが大量に消化したように思います。ただし、大証市場の出来高はパッとしません。まだ、下値模索の展開は払しょくできていません。しかも、以前から述べているように、相場をサポートするのは現物需給によるもの、相場を上昇へとけん引するのは大口投機家になります。つまり、大口投機家が新規買いできる状況でないのならば、当面上値の重い展開が予想できます。ここは、レンジを切り下げて考えるのが良いでしょう。
【日経225】
日経225は、本日ここ数日間の上値を抜けました。冒頭でも述べたように、日銀総裁に雨宮正佳氏(現日銀副総裁)が有力との報道で、同氏のハト派色が意識され、株高になったと思われます。このようになりますと、日経225は振出しです。恐らく、9日あたりまでは底堅く推移するかもしれません。ただし、早い段階で〇〇〇〇〇円台を突破するようならば、再度新規売りを考えたいと思います。現時点では、27500円以上の売りポジションのみです。
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