パウエルFRB議長の上院議会証言では、利上げペースを加速する用意があると述べ、予想以上のタカ派発言と受け止められました。そのため、今月会合で0.5%利上げ確率は、31.4%から69.8%に上昇しました。今週末の米雇用統計が、市場予想内、若しくはそれ以上良好な数字であれば、0.5%利上げ・ターミナルレート引き上げが見込まれるため、ドルは堅調に推移することでしょう。(会員サイト一部抜粋)
【大証金】
大証金は、もう少し粘り強い動きを予想しておりましたが、昨日のパウエルFRB議長タカ派発言により、買いポジションのロスカットが成立してしまいました。やはり、ドル高に振れたことがNY金の上値を重くさせました。今回の同氏タカ派発言により、市場は今月0.5%利上げを意識し、21日・22日の会合までは、ドル堅調をキープすることでしょう。そのため、米雇用統計の数字が良好であったとしても、既にタカ派を意識している市場にとっては驚くことではありません。つまり、その経済指標が悪化した時の市場反応が重要になります。大証金の相場に関しましては、ドル高維持によって、NY金の上値は重くなると予想しますが、底堅さも見せると考えており、もう一段内外ともに売り叩かれたところでは、再度新規買いをしていきたいと思います。引き続き、買い目線での対応。
【大証白金】
大証白金は、あと1日・2日は下げ渋りを見せると予想しておりました。しかし、ドル高がNYプラチナの上値を抑えた格好となりました。基本は、売り目線での対応です。以前にもお伝えしましたが、昨年11月に4633円の高値を付けてから、その価格が天井の可能性があるため、4450円以上からは売り目線と伝えてきました。下値の目安は、徐々に切り下げながらコメントをしてきたつもりです。2月中旬以降の4030円~3900円台は売られすぎの領域であるため、リバンド狙いでの買いを提案。ただし、4100円台まで再び反発したことから、会員サイトで4150円以上での新規売りを提案。昨日も指摘しましたが、以前の上昇相場は意識してはいけません。一般の方は、高値を覚えたことにより、またその価格をトライすると予想しがちですが、むしろNYプラチナ1000ドルを下回った理由や大口投機家のポジションを把握するべきでしょう。昨日も話しましたが、需給が堅調であれば1000ドルは下回らなかったはずです。それが、900ドルまで下落したことは、現物買いが手控えていると考えるのが自然です。一般の方は、自分の相場観に相場を当てはめますが、自分の相場観に執着せず、節目節目のNYプラチナのポイントで、市場がどのような動きをするか確認するのが良いでしょう。ということで、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円レンジを予想し、基本は売り目線で対応したいと思います。
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