先週末の米国雇用統計の結果は、非農業部門雇用者数31.1万人増加(市場予想20.5万人増加)と市場予想を上回ったものの、平均時給前年同月比4.6%上昇(同4.7%上昇)が低下したことや、失業率3.6%(同3.4%)と悪化したことから今月0.5%利上げが後退し、ドル安・円高になりました。それに加え、米シリコンバレー銀行が経営破綻したとの報道により、更にドル売り・円買いになりました。
今週14日21時30分、米CPIコア指数がポイントになります。市場予想は、前月比0.4%(前月0.4%)、前年同月比5.5%(同5.6%)。ちなみに、今月会合での0.5%利上げ確率は、12.9%に低下しております。市場は、0.25%利上げを想定した動きとなっております。同指標が、市場予想を上回った場合、反応が大きくなりそうです。
大証金は、押し目待ちに押し目なしといった動きになっております。焦りは禁物であり、引き続き買い目線で、押し目を待ちたいところです。
【大証白金】
大証白金は、やや下げ渋りを見せるように思います。そのため、会員サイトでは、一旦売りポジションを解消しました。今は、ノーポジションです。サイバー攻撃によりCFTC建玉明細が2週間遅れとなっておりますが、2月21日までの大口投機家動向を確認した中で、ある程度相場に対する流れが見えてきました。
上記チャートは、NYプラチナの日足になります。1月25日~2月21日のロウソク足をチェックしております。小さな青枠1は1月25日~31日、青枠2は2月1日~7日。小さな赤枠1は2月8日~14日、赤枠2は2月15日~21日になります。
大きな赤枠①は2週間分であり、この間は大口投機家が8417枚買いポジションを手仕舞い売りしたことで、NYプラチナが1000ドル割り込んだことが理解できます。しかし、大きな青枠②は、同筋が4911枚新規売りをしたため、NYプラチナ909ドルまで売り叩かれたことも理解できます。
これで何が分かるかですが、同筋のリズムは売りに偏り始めているということになります。以前コメントしましたが、ショック安になる場合は、同筋が買いに偏っているケースが多々あります。しかし、今回は売りに偏り始めているため、同筋の新規売りでNYプラチナ相場が下げたとしても、下げ続けることは困難と予想します。
それを踏まえて相場を組み立てた場合、当面レンジ相場をイメージするのが良いでしょう。つまり、4000円~4200円+50円でのトレードを意識するのが良いでしょう。よって、売り目線から逆張り目線に変更したいと思います。
【ドル円】
手前味噌ですが、3月7日にコメントした通りの動きになっております。
https://first-traders.com/metal/11092/
↑3月7日のコメント
こちらのチャートは、ドル円日足になります。先週末の米雇用統計や、米シリコンバレー銀行経営破綻などで、本日円高に振れておりますが、会員サイトでも先ほど述べた通り、短期的に円高を意識する必要はありません。当面は、133円~138円の動きを予想します。
日経225は、会員サイトをご覧ください。短期的な売買提案をしていますので。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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