大証金と大証白金の上昇は、意味合いが違う。18:42

 いよいよFOMCでの米国金融政策金利及びドットチャートの発表が、日本時間23日午前3時にあります。現時点では、0.25%利上げ確率87.8%となっており、FRBはそれに寄り添う形が予想できます。それ以外は、サプライズです。市場が注目しているのは、ターミナルレート(到達金利)、ドットチャートになります。

【大証金】

 大証金は、会員サイトで述べている通りです。20日のコメントで、大証金は買われすぎの領域に突入したと述べたように、本日142円下落して取引終了。しかし、本日の突込みで新規買いが成立しました。ただ、次の反発は要警戒です。今回以上に押す(下げる)場面もあるかもしれません。基本は、未だ買い目線です。

 こちらのチャートは、NY金日足になります。①は、2月28日のロウソク足です。私は、以前からお伝えしているように、大口投機家の動向を意識する方が、利益を取る近道と考えております。簡単にお伝えしますと、①の同筋買いポジションは、208,419枚でした。ここからNY金上昇に伴い、②3月14日時点では230,823枚まで増加しました。しかも、②の取組みは459064枚、3月20日時点では480,136枚まで増加したことを考慮すると、買いポジションが更に増加したことが理解できます。21日にNY金40ドル以上下落しましたが、推定295492枚の出来高であったことから、今回の下落は利益確定の売りによるものと判断しております。一回目の下落は、弱気出来ません。〇〇〇〇円以下は、引き続き買い方針とします。

【大証白金】

 大証白金は、1~2週間前にコメントした通り、レンジ相場が継続しております。ただし、20日のコメントでは今までの予想レンジを50円引き下げ、4050円~4150円+50円に変更しました。これはあくまでもイメージです。大口投機家のポジションや、短期トレンドの変化等を分析して変更したものです。お客様、会員様は、会員サイトで毎日確認してくださいますよう、お願いいたします。引き続き、大証白金はレンジ相場、やや売り有利と考えております。

 こちらのチャートは、NYプラチナ日足チャートになります。①は、2月21日のロウソク足です。①から②の段階で、大口投機家の売りポジションは、25,153枚から16,850枚8303枚減少しました。つまり、前々からお伝えしていますが、今回のNYプラチナ上昇は、同筋のショートカバーによるものと考えて良いでしょう。更に取組みが、②から3月20日時点で5366枚減少していたことを考慮すると、ほぼ買戻しは一巡したように思えます。ここから同筋が再度売り直すか、それとも新規買いをしてくるのかで、相場のリズムが変わってきます。ただし今は、3月ということもあり、目立った動きはしてこないと予想したうえで、レンジ相場をイメージする方が良いでしょう。

 

日経225に関しては、会員サイトをご覧ください。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。

なお、会員も募集しております。お気軽にご参加ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事