植田新総裁、初の日銀金融政策決定会合。結果として、大規模金融緩和維持とのこと。YCC（イールドカーブコントロール）の変更はなく、フォワードガイダンスを一部削除したようです。市場の予想範囲内ということもあり、円安・株高となりました。
ドル円は、短期買われすぎですが、135円をあっさり上抜けたため、もう一段上昇する可能性があります。
【大証金】
大証金は、135円台後半まで円安が進んだことで、夜間取引に8600円をあっさり上抜けました。今回の円安は、予想外でした。私の予想していた大証金レンジ上限を上抜けておりますが、対円でドル高に振れていることもあり、NY金の上値が重くなっております。為替の円安だけで、飛びつき買いは避けたいと思います。しかし、ここまで円安が進んだことは大証金のサポートになり、しかもNY金1950ドル割れでは各国中央銀行が大量に金を購入したことを踏まえると、8400円台への押し（下げ）の可能性は薄くなったようにも思えます。来月FOMC・ECB理事会まで押し目を待ちたいと思います。今は、短期買われすぎです。
お客様・会員様は、本日会員サイトで述べた予想レンジを50円引き上げて考えてみるのが良いでしょう。ちなみに、短期トレンドは、上向きに変化する可能性があります。
【大証白金】
大証白金は、昨日4552円まで下落しましたが、円安の影響から再び4600円台へ、その後4568円とダレて取引終了しました。昨日お伝えしましたが、5日移動平均とボリンジャーバンドσ＝＋1を維持しているため、まだ下がらないと予想していましたが、本日はそれぞれ下回って取引終了。そのことによって、円安やNYプラチナの上振れによって、4600円前後まで戻る可能性もありますが、徐々に下がりやすい環境になってきたように思います。ただし、18日からNY市場における大口投機家の買いポジションが増加していることもあり、1060ドルをしっかり割り込まない限り、同筋の手仕舞い売りは出てこないと考えます。
そのため、とりあえずはNYプラチナ1060～1110ドルレンジを意識しておくのが良いでしょう。大証白金予想レンジは、会員サイトで述べている通りです。
【日経225】
本日の日銀決定会合を受け、やはり一番反応してきました。正直、ここまで上昇するとは思っていませんでしたが、植田新総裁に変わったこともあり、政策内容に変更がなかったことを好感したように思います。ただし、短期買われすぎです。まだ勢いのある相場なだけに弱気をするつもりはありませんが、ここは米国市場の反応を見てから判断していきたいと思います。
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