Ｇ20財務大臣・中央銀行総裁会議終了後、植田日銀総裁が2％のインフレ達成にはまだ距離があると発言したことで、一気に円安に振れました。それまで、YCC（イールドカーブ・コントロール）の変更があるのではとの見方が強かっただけに、その反動も大きかったようです。
このような発言をしたということは、次回28日の日銀金融政策決定会合では、YCCの変更はないものと考えます。ただし、市場は28日までに、そのことを織り込みに動くため、その日まで円安に動いたとしても、円安が継続するとは限りません。よって、ドル円は138円～141円レンジを予想します。
【大証金】
大証金は、本日大幅高を演じました。会員サイトでは、あと一日様子見とした矢先に、大幅高となりました。本日の大幅高により、大証金は底打ちしたと判断しております。さて、どこで買うかです。やや行き過ぎ感があるため、正直〇〇〇〇円台まで待ちたいと思います。基本ベースの買い方針は、変わりありません。
【大証白金】
大証白金は、本日も堅調に推移しました。NY市場では、1000ドルを上回ったのですが、大口投機家が新規買いしているようには思えません。しかし、昨日の米小売売上高が前回数字と市場予想を下回り、しかも米国雇用情勢が堅調であることが、市場全体リスクオンの動きになったように思えます。
正直、当面大証白金は、底打ちしたものと判断しております。しかし、高値を買う相場ではないと考えます。昨日も述べたように、価格や相場の雰囲気よりも、NYプラチナの内部要因と日柄を意識したいと思います。
【日経225】
日経225は、夜間取引で33000円を付けてきました。冒頭で述べたように、YCCの変更が先送りされるとの見方や、米国株式3指数が年初来高値を更新したこと、日本企業決算への期待などで買い進まれたように思います。しかも、私もそうでしたが、ダブルトップを形成したと判断した弱気筋のショートカバーも入っているように思えます。
正直、ダブルトップも崩れ、テクニカルは売り転せずに、33000円を回復したことを考慮すると、売りという判断はできません。しかも、短期トレンドは依然上向きの状態です。ただし、個人的な持論ですが、前回の上昇が記憶に新しいこともあり、今回上昇することによって前回よりも買いやすくなったと考えます。つまり、市場は前回ほど強気に抵抗がなくなったように思います。そのことが気になります。私自身、既に強気をしていないため、もう少し様子見たいと思います。
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