本日日本時間午前7時ごろに、大手格付け会社フィッチ・レーティングスが米国債の格付けについて財政の悪化が予想されるなどとし、1段階引き下げしたから日本株市場が大幅安となりました。フィッチは1日、米国の長期外貨建て国債の格付けを最も安全とされる「AAA」から1段階下の「AA+」に引き下げました。
ゴールドマンサックスは、米国株に与える影響は少ないとしていますが、本日の米国市場の反応を確認する必要があります。
昨日は、ボリンジャーバンドについて解説しましたので、本日はその補足と、相場見通しをコメントしたいと思います。
【大証金】
大証金は、やはり修正安を演じました。昨日の解説では、σ=+1が下値ポイントと予想したように、σ=+1で取引終了しました。しかし、個人的には、昨日もお伝えしたように、中心線付近で買い拾いたいと思います。なぜならば、NY金の下値は限定的と判断している一方で、上昇する要因も見当たりません。つまり、今の大証金は、円安が高値更新の原動力になったと考えます。この円安が継続するとは思えないため、安値を引き付けて買い拾いたいと思います。
【大証白金】
大証白金は、本日急落しました。昨日のコメントでは、レンジ相場の範囲を以前の4150円~4300円を4200円~4350円に移行するか数日間様子見るとしましたが、以前と変わらず4150円~4300円レンジをイメージしながらトレードしたいと思います。その理由としては、昨日もコメントしましたが、7月31日のNYプラチナ上昇は、大口投機家の買戻しではなく、新規買いによるものだったと推測します。要するに、既に約36000枚維持しているため同筋の新規買いは単発になりやすく、継続性に欠ける状態と考えます。以前7月18日にNYプラチナが1000ドルを上回ったのち、一部のお客様へ930ドル~950ドルまで修正する可能性があると述べましたが、今では900ドルもあり得ると予想します。そのため、大証白金も円安だけで上昇するとは思えず、上値にも限度があると考えます。よって、依然としてレンジ相場を予想します。
ちなみに、本日の大証白金は、ボリンジャーバンド中心線を下回って終わりました。
【日経225】
本日の日経225は、米国債格下げの影響を一早く受けた銘柄になります。昨日コメントしましたが、レンジ相場下限を1000円引き上げ、32000円~33800円と予想した途端に、現時点で7月SQ値32484円を下回っております。短期では売られすぎになっておりますが、米国市場が始まらない限り、反発は鈍いと予想します。短期で買う場合は、必ずストップロスを設定して臨むのが良いでしょう。
ちなみに、本日の日経225は、ボリンジャーバンド中心線を下回って終わりました。明日の日経平均株価が、7月SQ値を維持するか注目したいと思います。
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