昨日の米CPIコア指数の結果は、前月比0.3%(市場予想0.2%)、前年同月比4.3%(同4.3%)と予想の範囲内でした。このことから、今月FOMCでの利上げは見送られ、10月と12月会合で1回利上げに止まる可能性が高まっております。つまり、ハト派ということです。
市場は、あと1回利上げを見込んでいるため、今月会合でのドットチャートが注目されます。
【大証金】
大証金は、やはり上値の重い展開となっております。昨日、米CPI発表後に大証金が反発したからと言って強気する相場ではないとコメントしたように、発表後に9074円まで上昇しましたが、その後じりじりと下げに転じました。これが今の大証金のストーリーです。
私は、大証金を弱気しているわけではありません。しかし、米国金ETFから投資資金が流出していることもあり、NY金の上昇に限界があると考えます。ただし、1950ドル以下では世界中央銀行の金購入も入りやすく、内外金相場の下げ渋りを確認した上で、買いを考えるのが良いでしょう。あと、〇日間は上値の重い展開を予想します。今は、ノーポジションです。
【大証白金】
大証白金は、本日も上値が重い展開となっております。私は、買うタイミングを計っているため、どうしても上値が重いところではエントリーできません。恐らく、NY市場における大口投機家は、900ドルを挟んだところで売り買いガップリ四つになっているのでしょう。ただし、NY市場900ドルという価格でもあり、現物の買いが入りやすく、ここでは買い方大口投機家が有利と考えます。当然、相場が上昇した場合は、反対のことも言えます。
以前からNY市場で920ドルがポイントであると指摘していました。それは、売り方大口投機家がショートカバーしてくるタイミングと予想しているからです。ただし、ミクロで、尚且つ、大証市場で考えた場合、とりあえず4260円を終値ベースで上抜けるかに注目したいところです。正直、短期線を維持できない状態です。そのため、買いが続かないといったところでしょう。
短期トレンドも若干変化し始めたため、徐々に買うタイミングを計っていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、本日大幅高となりました。昨日の米CPIが予想通りの展開となり、恐らく予想を上回る数字が発表されるとの思惑で空売りしたポジションのショートカバーが出たのかもしれません。
本日の上昇により、9月限SQ値32921円を上抜けました。これは評価されるように思います。ただし、本日の空売り比率は39.2%まで低下しました。そのように考えると、若干押し目を入れる可能性があります。よって、突込んだところでは、買いを意識していきたいと思います。
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