20日のFOMCから本日22日日銀金融政策決定会合までの大方の動きをまとめてみます。
まず20日(日本時間21日午前3時)FOMCで、市場の予想通りFF金利を据え置きました。年内は、あと1回利上げ見通し。ただし、24年末時点の見通しを4.6%から5.1%に引き上げ、25年末時点の見通しも3.4%から3.9%へ引き上げたことで、市場は予想以上にタカ派と受け止めたようです。
⇒株安・ドル高・円安・ユーロ安・NY貴金属安となりました。
そして、日本時間21日午後20時にイングランド銀行が、市場予想に反し政策金利を据え置きました。(市場予想は、0.25%利上げ)
⇒株安・ドル高・円高・ポンド安・ユーロ安・NY貴金属安となりました。
日経平均株安・円高の要因は、日銀が近々金融政策修正を行うのではとの思惑が浮上したことによるもの。そのため、本日の日銀植田総裁記者会見に注目が集まりました。
その日銀金融政策決定は、日本時間午前11時50分ごろに発表し、結果は市場予想通り現状維持。
そして、本日15時30分の植田総裁記者会見では、粘り強く金融緩和を継続するとし、金融政策修正に関しては今のところ決め打ちできないと言及。先日の読売新聞でのインタビューについて質問を受けると、総裁の立場では年内の政策修正の可能性を否定すると、毎月の会合に対し縛り付けることになると言っていました。YCC撤廃やマイナス金利解除の条件は、物価目標が実現出来ると判断した場合と述べていました。
⇒株小高・円安・日本金融市場小反発となっています
という流れです。
正直、荒れた2日間でした。
会員サイトでは、ほぼほぼストップロスがヒットしてしまいました。
大証金、大証白金、日経225ともに予想以上に下落したように思います。まさか、大証金9100円を割り込み、大証白金4330円、日経32000円を割り込むとは思いませんでした。
正直、未だ円安の流れを予想しています。そのため、基本スタンスは買いです。しかし、このような予想以上の下落も当然あります。そのため、ストップロスを設定しているわけですが、売られすぎている場合は反発力もあります。そこは、根気強く買いで考えるしかありません。
一番相場に必要なことは、方向性の判断と相場へのメンタルです。必要がないことは、調子に乗ることです。相場の流れに乗ることは必要ですが、調子に乗って枚数を増やしたり、欲張ったりするとリスクを伴います。今の相場が、欲張って良いか否かは、相場に聞くのが良いでしょう。
つまり、為替動向とNY市場の動向を見分ける必要があります。今回は、ストップロスが結果的に成立してしまいましたが、仮にストップロスを懸念し、次回ストップロスを設定しなかった場合、そういった時に限って下がりやすくなります。要するに、これが人間心理です。必ずマイナス評価は見切りをつけ、新たに仕掛けるのが良いと考えます。
大証金、大証白金に関しては、買いスタンスではありますが、逆張りを意識した買いが良いと考えます。なぜならば、NY市場が上昇し続けるとは思えないからです。前々から話している通り。
日経225は、本日32000円を割り込んだことで、上値の重い時間帯が続くと予想します。ただし、日経225も弱気はしていません。
会員サイトは、無料会員制となっており、外務員の登録、及び悪質な登録防止のため、必ず本人確認として連絡させていただいております。ご連絡が取れない場合は、無料会員登録は保留と致します。ご了承ください。
無料会員サイトは、金・白金の場合、9時前後更新いたします。日経225は、9時30分~10時を予定しています。会員サイトと一般サイトは、同じ見解であり、トレンドに関して会員サイトが明確になっております。お客様、会員様は日々の短期トレンドをご確認ください。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。
なお、会員も募集しております。お気軽にご参加ください。