こちらのチャートは、上が米国10年国債価格、下が米国10年国債利回りになります。当然、価格が下がれば、利回りは上がります。今の金融商品は、米国10年国債利回り上昇を懸念していると思われます。しかも、昨日はVIX(恐怖)指数が20ポイント台まで急上昇したことから推測すると、市場は悲観的な相場を作っているように思います。
これは考えすぎかもしれませんが、中国休場の中で株安を演じているように思います。香港ハンセン指数は、年初来安値を更新しております。
ただし、上記のチャートを見る限り、いずれにしても過熱しているように思います。ここ最近の金融商品は、ドル高というよりも米長期国債利回り上昇を嫌気しているように思います。利回りが低下すると、金融商品全般底堅く推移します。
相場は理屈ではありません。こういう時に、腹を決めることができるかです。出来ない場合は、静観するのが良いでしょう。ただし、チャンスを掴むことができる方は、一握りしかいません。買えない相場は、買いのチャンスになります。
【大証金】
米長期利回り上昇により、NY金市場から投資資金が流出しているようです。金利を生まない金にとっては、上昇のきっかけを見いだせない状態です。大証金の場合は、完全に相場が崩れており、短期トレンドも下向き継続であることから、反発しても一度は売られることでしょう。ただし、今回の下落を売りで臨むことができなかった反省し、この水準では売りを考えずに、NY金市場が底堅く推移したところを買いで臨みたいと思います。かなり、NY金市場が売られすぎになっていることは、注意すべき点でしょう。
【大証白金】
大証白金も大証金同様、仮に反発したとしても今一度売られることは想定しておきましょう。と言いますのも、やはり今回の米長期利回り上昇で、NYプラチナの価格が860ドル台まで沈み、900ドル以下を売り叩いている大口投機家にとっては、ショートカバーを入れるタイミングではありません。恐らく、900ドルを超えてこない限りは、そういった期待はできないでしょう。そのため、今週のNYプラチナは850ドル~900ドルレンジをイメージしておくのが良いでしょう。マーケットが、米長期国債利回り上昇に免疫が付き始めれば、今度は900ドルを上回ってくることでしょう。そのような段階が必要と考えます。
【日経225】
日経225は、2日間で1500円下落しました。とんでもなく売られております。昨日もお伝えしたように、60分足・240分足・日足全てにおいて、売られすぎの領域に位置しております。ここまで来たら売るつもりはありません。ただし、仮に反発した場合、本日の大陰線は上回るかもしれませんが、昨日の大陰線が重しになることでしょう。そこの駆け引きが必要になると考えます。ちなみに、本日日銀は、701億円規模のETF買いをしてきました。今年3月14日ぶりの買いです。
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