V字反騰の可能性は低い。18:13

 昨日の米ADP雇用統計の結果は、8.9万人増加(市場予想15.3万人増加)と市場予想を下回り、インフレ沈静化が意識されたため、米長期利回り低下、本日金融商品全般反発しました。

 明日の米雇用統計の結果が、市場予想の範囲内であれば、米長期利回り再び反発し、金融商品反落の可能性があります。ここで注目すべき点は、昨日の安値を下回るか否かです。

 明日米雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数16.8万人増加(前回18.7万人増加)、失業率3.7%(同3.8%)。
平均時給は、前月比0.3%(同0.2%)、前年同月比4.3%(同4.3%)になります。

 昨日指摘しましたが、やはり米長期国債が過熱していたように思います。しかし、皆様もご経験あるように、これだけ過熱した相場が、簡単に正常化に戻るとは思えません。やはり、投機筋のポジション入れ替わりが起きる時間帯が必要になると考えざるを得ません。

【大証金】

 大証金は、上値の重い展開になっております。お客様、会員様は、会員サイトをご覧いただいているので、ご理解していただけると思いますが、短期トレンドが下向きのままとなっており、σ=+2近辺で推移しております。日足や240分足は、依然売られすぎの領域ではありますが、短期トレンドが変化しない限り、上値が重くなることでしょう。ここは割り切って、上値の重い商品は理解しながらも、安値更新するかどうかに焦点を向けた方が良さそうです。安値を切り下げることが困難になれば、短期トレンドも変化してきます。ここは理屈ではなく、相場の流れを確認するところでしょう。いずれは、〇〇〇〇円台まで浮上すると予想しておりますが、そこに行くまでの過程が重要になります。

【大証白金】

 大証白金は、やはり米長期利回りが低下すると、NYプラチナは底堅く推移します。会員サイトや一部のお客様にも伝えておりますが、10月2日、3日のNY市場で大口投機家が売りポジションを増加させていると判断しております。繰り返しの話になりますが、反対売買の決済注文ならば相場は短命に終わりますが、新規注文の場合は数日間一方向に動きやすくなります。ただし、同筋のポジションの偏りが目立ってくると、相場は流れと反対方向に動く可能性が出てきます。今週は、中国休場ということもあり、実需の買いも入りにくいことから、反発したからと言って強気になる相場ではないと考えます。

【日経225】

 本日の日経225は、ここ2日間で1500円下落した反動高となりました。本日は、若干買戻しが入ったようにも思います。しかも昨日は、ほとんどの個別株が、相対力指数30%を割り込んでいました。一部のお客様には、昨日プライム市場の個別株を買っていただきました。昨日もコメントしましたが、10月4日の大陰線まで戻すことはあっても、10月3日の大陰線は困難と予想しています。この大陰線を買い切ることができるには、下値日柄が必要になると予想します。V字反騰に期待しすぎない方が良いでしょう。

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