短期的に反発も、しかし考え方は変わらず。

 昨日のFOMCではご存知のように、0.25%の利上げに踏み切り、来年見通しでは9月の年2回の利上げから年3回の利上げに修正したことから、一気にドル円は117円を突破して、NY金は夜間取引で1140ドルを割れたものの値ごろ買いも入って、東京金は堅調に推移しております。

 以前から売り目線で考えるとしておりましたが、円安の影響から東京金は下値をサポートしております。今回のFOMCの内容でドル円が勢い付いたことから下げにくくなっております。しかしながら、東京金を買いと考えるのは時期尚早と思います。なぜならば、FOMCで来年の利上げ回数を年3回に修正したことにより、さらに上値は重くなり、NY金は1150ドルを下抜けたことから、1150ドルが上値の抵抗になると考えます。今回の材料により、更にファンドは新規売りを増やす可能性があり、戻れば当然売られ、下げても売られやすいと考えます。

 ただし、円です。どこまでドル高円安が行くかで相場の分岐点が変わってきます。昨日は115.20円から一気にFOMCのタカ派な内容により、117.80円台までドル円は上昇。つまり、今回の材料のポイントは、このロウソク足にあります。このロウソク足を起点としてドル高・円安の動きは続きそうです。会員サイトには、120円まで為替が円安に進んだ場合、東京金は〇〇〇〇円の水準と予想しました。

 本日の欧州時間・米国時間が注目されるところではありますが、一巡した後は再び売られやすくなると考えております。今の主役は、ドル円になります。脇役は、NY金です。

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