昨日は、ドル円のテクニカルが弱気に傾いたため、若干の円高を意識しておくのが良いと、お伝えしました。それに加え、大口投機家の円売りポジションが膨らんでいることも指摘しました。仮に円売りポジションの巻き戻しであるのならば、23日米国感謝祭(サンクスギビングデー)、24日ブラックフライデーが目安になると予想します。
なぜ、円高を意識するようにお伝えしているかと言いますと、当然NY市場がメインである大証貴金属市場ですが、円高になるとNY市場の弱い商品は売られやすく、強い商品でも相殺することが予想できます。昨日も今現在でも欧州市場では円高を意識した動きになっており、昨日のように23時以降NY市場が反発するか注目したいところです。
【大証白金】
大証白金は、昨日ドル安の影響からNY市場が反発しました。以前からお伝えしているように、NY市場における大口投機家のショートカバーが出たように思います。ただし、私がイメージしていた枚数ではありませんでした。更にドル安の影響からショートカバーが出るのか確認したいと思います。しかしながら、繰り返しの話になりますが、同筋は既に買いポジションを45000枚ほど維持しているため、余程強い材料が出てこない限り、新規買いの期待は薄いと考えております。よって、レンジ相場の範囲内と判断し、依然買いを意識、〇〇〇〇円以上は利食いも視野に入れておくつもりです。
本日日本時間15時(ロンドン時間6時)にWPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)から四半期プラチナレポートが公表しました。そのレポートを見ますと、今年の需給バランスは33トンの供給不足(前回31トン供給不足)、2024年は11トンの供給不足を予想していました。同社は、細かな供給面には触れておらず、横ばいの見通しとしていました。その一方で、工業品需要が増加傾向にあることを指摘。この予測通りならば、来年3月あたりは更なる上値を期待することができます。
しかし、その前に、先ほども述べたように、大口投機家の買いポジションが目立ちます。私は、1月限のロールオーバーに注目しています。12月末にロールオーバーが行われる際、価格が下落しているならば、枚数が減少する可能性があります。そのように考えますと、一旦12月末にNYプラチナの下落があるかもしれません。その時期は、年末年始ということもあり、買い玉は減少させておくのが良いでしょう。
【大証金】
流石に、本日日本時間でドル安を受け、NY金が反発しました。しかし、既にNY金は2000ドル付近まで反発していることもあり、仮にドル安・円高でNY金が上昇したとしても限界があると考えます。円高は、大証市場のコストダウンにつながるため、円高が継続している限りは、上値の重い展開が予想できます。
そのため、円高とNY金価格が相殺し、大証金は横ばいの可能性が強まりました。しかも、NY金が2000ドルを上値の抵抗にするようならば、円高とNY金安により大証金が下値をトライする可能性もあります。昨日も指摘しましたが、私は既に2番天井を打っていると判断しており、仮に大証金が高値更新するとしても、その分時間というエネルギーが必要と考えます。よって、買いは見送りとします。
【日経225】
日経225は、円高を意識した売り圧力が強まっているように思います。しかも、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェィ社が日本株を買い増したニュースが出てこないことも、相場の上値を重くしているように思います。しかし、まだ下落する相場ではないと考えます。今は15日に900円近く上昇した日柄修正と判断しております。
ただし、私は34000円以上を強気しているわけではありません。勢いよく6月高値を上抜けた場面では、利食いを意識したいと思います。イメージでは、年内34000円~35000円が高値になると予想しております。
会員サイトは、無料会員制となっており、外務員の登録、及び悪質な登録防止のため、必ず本人確認として連絡させていただいております。ご連絡が取れない場合は、無料会員登録は保留と致します。ご了承ください。
無料会員サイトは、金・白金の場合、9時前後更新いたします。日経225は、9時30分~10時を予定しています。会員サイトと一般サイトは、同じ見解であり、トレンドに関して会員サイトが明確になっております。お客様、会員様は日々の短期トレンドをご確認ください。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。
なお、会員も募集しております。お気軽にご参加ください。