金市場が上下波乱含みの展開となりました。
昨日のコメントでは、大証金が下落しても大証白金が底堅く推移すれば、上昇期待ができるとしましたが、本日大証金が大幅反落し、それにつられる格好で大証白金も下落しました。全く評価できませんでした。
【大証金】
さすがに昨日の大証金は買われ過ぎと判断しましたが、1日で大幅修正してくるとは思いませんでした。昨日のNY金は大幅商いとなり、おそらく飛びつき買いした大口投機家の手仕舞い売りが出たように思います。NY金が高値を維持できなかったことで、NYプラチナも買い拾われることなく反落したようです。
ただし、ここからの大証金は売られ過ぎになります。昨日大幅買われ過ぎだったため、その反動がどれだけあるかは不透明ですが、〇〇〇〇円台からは買いで考えるべきと思います。なぜならば、今月12日・13日のFOMCまでドル高・米長期利回り上昇の可能性は低く、NY金2000ドルを割り込むことが考えにくいからです。よって、大証金は買い場探しとします。ただし、昨日の大証金10028円の高値は、年内の高値となり、当面更新できない可能性があります。
【大証白金】
大証白金は、チャートの形が悪化してしまいました。正直、〇〇〇〇円台は買い狙いと考えますが、上昇するきっかけが遠のいたように思えます。そのため、数日間は売り物に我慢する時間帯になりそうです。会員サイトでは、予想レンジを若干引き下げました。以前は4300円～4500円でした。私の相場見通しでは、4500円を目指すために、4300円を維持しなければいけませんが、その価格を本日下回ったことで、上値の目安を当面修正しなければいけません。
しかし、今回のNYプラチナ下落が、大口投機家の新規売りによるものでない限り、弱気する相場ではないと判断しております。しかも、同筋の買いポジションも減少しているため、今回の下落でさらに減少した場合は、以前述べていた年末安の可能性は低くなり、年末から来年初旬に反発する可能性もあります。ハッキリとしたことは言えませんが、明日のNYプラチナ取組高と今週末のCFTC建玉明細を確認し、判断していきたいと思います。繰り返しになりますが、〇〇〇〇円台は買いで臨みたいと思います。
【日経225】
日経225は、本日33000円割れを演じたため、買いポジションのロスカットが成立しました。ただし、再び買い直しを考えております。33000円台で13日間揉み合いを演じたことから簡単に34000円台まで上昇するとは思えませんが、11月SQ値32450円を再度ストップロスとし、買い拾うのも良いでしょう。明日、メジャーSQ前の水曜日であるため、下落する可能性はありますが、そこが絶好の買い場になる可能性もあります。
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