円高が一服しない限り、上値の重い展開。12:59

 FOMCの結果は、ご存じのように、FFレートを市場予想通り据え置きとし、注目していた2024年末の政策金利中央値は4.6%に下方修正してきました。つまり、FRBは来年3回の利下げを示唆する内容でした。そのことを受け、米長期利回り・ドルが低下し、その分米国市場は反発することとなりました。

 今回のFOMCで、当然ドル安になりましたが、それ以上に円高が目立っております。

【大証金】

 大証金は、昨日コメントしたように、NY市場では大口投機家の整理商いが進んでいる中、円高が重しになっております。本日、4300円台半ばまで反発しましたが、伸び悩む展開になっております。以前からお伝えしているように、大証金〇〇〇〇円前後は全力買いと今でも変わりません。しかし、短期トレンドが、少なくとも1日~2日間下向きを維持すると予想しており、本日のように戻り売り圧力がかかるのは仕方ありません。ただし、円高が一服しない限り、当然下振れは意識しておかなければいけません。

【大証白金】

 大証白金は、やはり上昇し続けるのは困難のようです。昨日の夕方、南ア・ランドが下落したのを受け、NYプラチナが売られ、大証白金はマイナス圏に沈みました。FOMC後、ドル安になったため、南ア・ランドは反発しましたが、本日大証白金大幅安となっていることを考慮すると、NYプラチナの力強さが感じられません。大きく下落する相場とは思いませんが、円高が重しとなるため、円高が一服しない限り、上値の重い展開が予想できます。引き続き、逆張りの買い主体で考えていきたいと思います。

【日経225】

 日経225は、朝方NY株上昇で33000円台乗せを演じましたが、やはり円高が重しとなり、32500円を割り込んできました。すべての金融商品に言えることですが、急激な円高に反応しており、この円高に慣れる時間帯が必要になります。しかも、日経225の場合は、33000円台で2週間揉み合ったこともあり、33000円台は売り物が出やすいのは仕方がない事です。大きく崩れるとは思いませんが、少々円高が気になるため、本日は様子見とします。試し買いをするならば、32000円以下にストップロスをするのが良いでしょう。

 

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