私のブログを毎日ご覧いただいている方はお分かりになると思いますが、私は常に米CFTC建玉明細を参考にしています。ただし、毎週火曜日時点の明細であるため、その後はNY市場の取組高・出来高と価格動向を照らし合わせながら予想しております。
なぜ、CFTC建玉明細を参考にするかですが、大口投機家、つまりファンドが買い枚数を大量に保持している場合、サプライズ的なニュースによって、その買い玉の大半を手じまい売りし、尚且つ新規売りしてくるからです。よく格言で、「山高ければ、谷深し」は、典型的にそういった動きをするからです。
相場を動かしているのは、ファンドです。相場を底堅くしたり、上値を重くさせるのは、実需筋です。
基本ファンドのポジションの偏りを重視するのが良いでしょう。多くの人が差引枚数を気にしていますが、私は売りポジションと買いポジション両方を気にしています。その両方を見ることで、ファンドの次の一手が予想しやすくなります。これは、経験則です。
先ほど、日銀金融政策決定会合の発表がありました。市場予想通り現状維持であることから、円安に反応しております。8日に植田総裁がタカ派と取りやすい発言をしたことから、今回円安に振れたように思います。ただし、ドル円は依然レンジ内の動きを予想しております。
大証金は、やはり9200円台は売り叩けない状況になっております。今回の日銀金融政策会合後に円安に振れたことから、完全に9300円台まで反発しております。徐々に底堅く推移すると予想しております。引き続き、突っ込み買い拾いとします。ちなみに高値を強気する相場では、まだありません。
大証白金は、レンジ内の動きになっております。しかし、円高が一服するようならば、底堅く推移するように思います。しかも、NY市場における大口投機家の買いポジションが減少していることを踏まえると、手じまい売りは限定的のように思えます。よって、逆張りの買い主体を継続します。
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