来週以降の相場動向に注目。10:15

 本日22時30分に米雇用統計の発表があります。

 市場予想は、非農業部門雇用者数17万人増加(前回19.9万人増加)。平均時給は、前月比0.3%(同0.4%)、前年同月比3.9%(同4.0%)。失業率は、3.8%(同3.7%)となっております。市場は、インフレ鎮静化を予想しているようです。この予想を見る限り、結果が市場予想を上回ると、ドル高・円安に動きやすいと考えます。

しかし、昨日の米ADP雇用が、市場予想を上回り、既にドル高・円安に振れていることを考えると、結果が市場予想範囲内ならば、再びドル安・円高に振れる可能性もあります。

いずれにしても、発表後30分の相場動向を確認する必要があります。

 

 繰り返しの話になりますが、基本はNY市場の動向が重要になります。為替は、プラスアルファーとして考えるのが良いでしょう。当然、為替相場が円安に動くか、円高に動くかを予想する必要はありますが、NY市場が弱含んでいるならば、円高・円安は、ほとんど意味を成しません。常に、NY市場の動きを判断し、大証市場に対するトレードを考えるのが良いでしょう。

【大証金】

 大証金は、9500円を上抜けてきました。ただし、私自身9300円~9500円レンジを予想した背景は、今の段階で9500円以上は短期買われすぎと判断しているからです。しかし、大証金に関して、弱気しているわけではありません。昨日も述べたように、高値を強気する相場ではないと判断しているだけです。ただし、9400円後半以上を1日~2日間維持するようならば、9300円レンジ下限を引き上げて考える必要があります。よって、来週前半の動向に注目し、対応したいと思います。いずれ大証金は、〇〇〇〇円までの反発があると予想しております。

【大証白金】

 大証白金は、やはり上値の重い展開になっております。ここで気を付けることは、NYプラチナ価格です。昨日も述べたように、NY市場では大口投機家の買いポジション出し入れを予想しております。そのため、昨年7月以降のように同筋売りポジション出し入れの反対になると予想しています。そのように考えますと、NY市場の下値は深くないと判断しております。よって、NY市場の出来高が30000枚を上回り、尚且つ20ドル近い下落があった場合は、為替関係なく、大証白金の買いを意識していきたいと思います。今は、様子見とします。

【日経225】

 日経225は、本日も堅調に推移しております。昨日の空売り比率を見る限り、41.4%まで低下しております。そのため、上昇要因になる買戻しの可能性は低いと考えます。ただし、昨日の日経平均株価の安値が、12月限SQ値32640円を下回れなかったことから、この価格は当面下値支持線になると予想しています。よって、本日反発していますが、この反発を信用せずに、再度33000円割れを買い拾いで考えていきたいと思います。ちなみに、米国市場では、株式投資家が楽観視した買いを入れているようです。

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