相場は伸縮しながら、次の相場を作ります。18:09

 買われすぎとは、そもそも何が要因なのでしょうか?私は、信用している指標を参考に、買われすぎ、売られすぎの領域を指摘することが多々あります。商品によっては、いろいろな観点から行き過ぎ相場を判断していますが…..。どういう状態が買われすぎ、売られすぎ相場を作るのでしょうか?

 買われすぎの相場になるということは、市場がポジティブに反応し、尚且つ多くの投資資金が買いに動いているということです。(買戻しも含む)そういった状態になると、どのような現象が予想できますか?

 当然、買い方は大きな利益が出るため、ポジションを拡大します。それが一巡したときは、その多くのポジションが整理され、修正安を演じるわけです。つまり、伸びたもの縮むということです。縮み方は、その時々で変わります。

【日経225】

 今回は、日経225です。今週に入り、約2000円幅上昇しました。天井を打った相場と断定することは早いと思いますが、昨日も述べたように日足・週足で買われすぎの領域に突入しております。しかし、ここまで一気に上昇すると、押し目(下げた場面)で買い拾いたい投資家は少なくないことでしょう。そのように考えますと、早い段階では、押し目は浅く、来週1週間の経過を経て、いったん〇〇〇〇〇近辺までの修正安を演じると予想します。ここは、あまり参入したくないところです。無理しない程度での投資資金ならば、良いと考えますが…..。

【大証金】

 大証金は、昨日9545円まで上昇しましたが、その後9449円まで値を下げました。方針は変わりありません。先日もコメントしたように、レンジ幅を引き上げて考えております。そのため、そのレンジをイメージしながら、逆張り買い主体で臨むのが良いと思います。

【大証白金】

 大証白金は、やはり上値の重い展開となっております。この下振れは、想定内です。しかも、円高が一服したことで、大証白金は安値買い拾われやすいようです。しかし、NYプラチナ市場における大口投機家の買いポジション決済と新規売りが若干入っているように思えるため、今はゆっくり相場を観察するのが良いでしょう。試し買いは良いと思いますが、買い勝負するには時期尚早でしょう。まずは、少なくとも2日間以上安値を更新しないことを条件とし、底堅さを判断していきたいと思います。どちらかと言いますと、今の大証白金は上値の重い展開です。

【米CPIについて】

 昨日の米CPI総合は、市場予想を上回ったのは想定内の結果です。昨日もコメントしましたが、、、。一方CPIコア指数は、前年同月比で市場予想を上回りましたが、思ったほどインフレが抑制していなかったという感覚です。市場は、3月会合の利下げに期待しすぎです。何もなく、FRBが利下げに踏み切るとは思えません。おそらく、パウエルFRB議長をはじめとした高官の方々は、景気悪化を意識しているのではないかと思います。つまり、インフレが抑制しただけで利下げに踏み切った場合、インフレが再発する懸念をFRBは防ぎたいのではないかと考えます。

 

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