【相場は、買う、売る、何もしないの選択肢がある】
相場は、自分の都合の良い動きはしません。そのため、常に客観的に分析する必要があります。自分か買いポジションを保持しているから、買い材料を探す必要はありません。どんなポジションを保持していても、相場を冷静に分析していきましょう。自分の常識が、相場の常識とは限りません。
一番分かりやすいのは、昨日も指摘したように、相場を大きく動かしているプレーヤーです。そのプレーヤー=大口投機家、海外投資家が重要な存在です。仮にそのプレーヤーが買い煽り、その後価格下落した場合はどのような行動をするか。反対に売り込んだ場合、価格上昇したらどのような行動をするか、自分に置き換えて考えるべきでしょう。海外投資家は、常に順張りであることを認識しておけば、自ずと答えが出ます。
大口投機家が新規買いをし始め、価格が上がった場合はどうしますか?一方、新規売りし始め、価格が下がったらどうしますか?アジア人は安価なものを買いたがりますが、欧米人は安価なものを売りたがります。
高価なもので買われやすいのは、金だけです。安価なもので売られにくいのも金だけです。なぜならば、世界が金(ゴールド)を無国籍通貨と認識しているからです。それ以外のものに関しては、余程のことのない限り、上がったものは下がり、下がったものは上がります。つまり、金だけは値ごろ感を持つ必要がないということになります。
そのようなことを理解しておくと、ある程度相場をイメージすることができます。イメージすることで、万が一の対応を迫られたとき、冷静な行動をすることができます。
昨日もお伝えしましたが、相場の変化は60分足、240分足を参考にし、相場の流れは週足、月足を参考にします。
【大証金】
大証金は、やはり9600円台は買いが続かないようです。しかし、9500円台を弱気するつもりはありません。ただし、3月FOMCで利下げ確率が50%台まで低下しており、ドル高・米長期利回り反発がNY金の重しになると予想します。よって、ある程度のレンジ幅を予想しながら、そのレンジ下限、若しくは下限を下回ったところで買いを仕込むのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値の重い展開になっております。私が強気していないということは、それだけ市場が強気した現れです。金とは異なり、プラチナは価格が左右します。NY市場の800ドル台は、再度買いチャンスと考えますが、もう少しNY価格と現物価格との差が縮小しても良いと考えます。私が、レンジを引き下げるということは、それだけ下振れをイメージしているからになります。
仮に、その準備だけしていれば、相場が下落したとしても対応はできます。相場は安いか否かではなく、上がるか上がらないかで買いを考えるのが良いでしょう。(投資資金に余裕のある方は、少しづつ買い下がるのも手法の一つです。) 正直、円安が進んでいるため、NYプラチナの800ドル台を弱気する気にはなれません。むしろ、NYプラチナがもう一段下がり、大証白金が〇〇〇〇円まで突っ込むようならば、無条件で買いを考えたいと思います。
いずれにしても、時間の経過が必要と判断しております。
【日経225】
日経225は、昨日もお伝えしたように、35500円以下を目先的に弱気できません。本日も昨日に引き続き、上海証券取引所に上場している日経平均株価連動型ETFが売買停止となっております。おそらく、再開すると再度買い気が強くなると判断し、時間をかけて再開するように思います。上海で買えない分、日本市場に資金が流れやすいので、もうしばらくは上下波乱含みの展開を予想しております。
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