145円前後への円高の可能性も。18:17

 常に指摘していますが、相場は確実なものはなく、確率を高めるものと考えております。そのため、一つのテクニカル指標を重視するのではなく、複数のテクニカル指標を用いて、その数字を変えてみるのが良いと考えます。デフォルトの数字は、全ての投資家が見て判断するものであり、商品にあったテクニカル指標を構築させるのが良いと考えます。

【大証金】

 大証金は、やはり下落する気配がありません。4月相場に入って、どのような動きをするか確認したいと思います。月が替わると、相場が変化するケースもあります。

 ただし、会員サイトでは、ストップロスを明確にし、突っ込み買い方針としています。金自体を弱気するつもりはありませんが、大証金が下落する要素として考えられることは、来月以降の円高です。基本は円安の流れと予想していますが、145円まで円高に振れても不思議ではありません。今週末公表のCFTC建玉明細を確認し、ドル円を予想していきたいと思います。

あとは、繰り返しになりますが、NY金2150ドルの壁です。ここの価格帯は注意しておきましょう。

【大証白金】

 大証白金は、しばらく上値の重い展開が予想できます。短期トレンドが下向きに変化し、〇〇〇〇円以上は売り物が出やすくなると予想します。しかし、以前から指摘しているようにNYプラチナ〇〇〇ドル前後は弱気するところではないと考えます。

 本日問い合わせの電話がありましたが、繰り返しお話ししますと、今後プラチナ需要が増加することは値上がりを意味するというより、底値を切り上げを意味することです。一方、供給が減少した場合は、高値を切り上げることを意味します。

ただし、先日発表したWPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)プラチナレポートによると、2024年の供給量は220トンと平年並み、地上在庫は111トンと前回予想を10トン上方修正してきました。これでは、上昇に勢いはつきません。

しかも、まだFRBは利下げに関して慎重姿勢を維持しています。そのことを念頭に置き、NYプラチナ〇〇〇ドル前後、大証白金〇〇〇〇円台は買い方針とします。

【日経225】

 日経225は、本日配当権利落ちで、終始上値の重い展開になりました。しかし、本日まで配当再投資の買い物が、先物市場に入っていたようです。

 短期トレンドが、いったん下向きに変化したことや、高値を付けた22日から既に4営業日が経過していることもあり、上昇力は弱回ったように思えます。しかし、本日の日経平均空売り比率が、43.3%(前日39.7%)に上昇したことから、明日は買戻しが入りやすくなるかもしれません。

よって、様子見としますが、レンジ相場・逆張りの意識を持って臨むのが良いかもしれません。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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