本日の主役は、金でした。おそらく、FRBが利下げに慎重であることが、むしろ金の買いを誘ったのかもしれません。
ウォラーFRB理事も、現行金利を予想より長く維持する必要があるかもしれないと言い、利下げの支持にはインフレの更なる改善を確認する必要があると発言しております。
つまり、インフレが抑制していないため、利下げを慌ててする必要がないということでしょう。そのことから、インフレヘッジの金買いが入ったのかもしれません。
若干こじつけにはなりますが、下落する流れではなかったため、良いとこ取りの買いが入ったのかもしれません。
【大証金】
大証金は、ものすごい動きをしております。私は、以前から下落するような相場ではないとコメントしてきました。チャートを見れば、そのように感じると思います。結果論ではなく、私は常に前もって警鐘を鳴らしています。分からない時は、分からないと言います。
それにしてもすごい相場でした。ただし、会員サイトでは、数か月ぶりにストップロスを設定し、もう一段高の売りを提案しました。ストップロスは必須。ストップロスをする場合は、直近の高値を意識するケースが多いと思いますが、高値更新中の相場を逆向かいするわけですから、ダメージの少ない値幅で設定するのが良いでしょう。
本日は、全てにおいて過熱しております。本来ならば、ドルや米長期利回りとNY金は逆相関ですが、昨日から順相関になっております。つまり、本来ならば売り要因であるドル高が、買い要因になった反省安が起きても不思議ではありません。しかし、簡単に暴落すると思はない方が良いでしょう。おそらく、昨日の安値10662円を数日間は維持すると考えます。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値の重い展開になっております。ただし、引き続き〇〇〇〇円台は買い拾いとします。私自身、大崩れをする相場ではないと予想しております。その理由としては、NY市場における大口投機家が、しっかり売りポジションを維持しているからです。リーマンショックやコロナショックなどショック安前は、大口投機家の買いが80対20の比率まで膨らんでいました。そのため、同筋の手仕舞い売りとプラス新規売りにより60~70の売り圧力がかかるわけです。しかも、当然高値水準であり、下落しても買い支えが入らないため、ショック安に繋がるということになります。
今の同筋買い比率は、55対45です。売り叩く数量に限界があるということです。よって、引き続き大証白金〇〇〇〇円台は買い場探しとします。
ちなみに、同筋の買いもある程度存在感があるため、上値も重くなっております。繰り返しの話にですが、大口投機家のポジションにはリミットがあり、無限に買ったり売ったりはしません。そのように考えると、大きく上昇するだけの買いも入りにくいように思います。
【日経225】
日経225は、22日高値40910円を付けてから5日間高値を更新することができません。ただし、上値が重いものの、相場が崩れるといった判断もできません。むしろ、40000円を維持していることは評価すべきでしょう。
しかも、ここ2日間日経平均における空売り比率は、46.7%まで上昇しています。このことから買戻しが入りやすい環境であるということになります。よって、高値更新するまでは、逆張り方針で臨みたいと思います。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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