本日は、東京白金のコメントをいたします。なお、それ以外の東京金、東京トウモロコシに関しましては、電話にて受付いたします。明日は、大阪出張ですので、それ以外にお願い致します。
さて、東京白金ですが、本日30円以上売られてしまいました。しかし買い方針に変わりはありません。本日下げた理由としましては、久しぶりにフォルクスワーゲンの排ガス不正問題が浮上しました。それと、パラジウムのETFから資金が流出しているという事などが挙げられます。ただし、言えることは、今回のNY 白金の上昇は売り方ファンドの買戻しによるものであったという事です。64000枚ほどあった取組みが、61500枚台まで減少しました。この取組みは昨年7月以来の低水準になっております。
昨年の6月を振り返りましたら、6月20日の取組みが66000枚ほどでしたが、6月30日に61000枚台まで減少しました。しかし、価格は950~1000ドルのレンジ台でもみ合いを演じましたが、その後、米利上げが遠のいたこともあり、資金が同商品に流入し、取組は80000枚台まで増加し、価格水準も900ドル後半(NY白金)から1200ドル近辺まで上昇し、結果20000枚の取組増加により、200ドル以上相場を押し上げたことになります。
元に戻しますと、これからどうなのかです。正直、現状では上がる要素はなくなっております。ランドの上昇も一服し、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題での支払い命令、パラジウムから資金流出、米利上げ年内3回などなど。ただし、900ドル~950ドルが売られすぎの相場であったのならば、950ドル以下に下がることはないと考えた方が良いでしょう。むしろ、年3回の利上げが年2回に減少しただけで、NY白金の価格水準は上がると考えております。東京白金いおけます12日の一般投資家の買いポジションは増加しており、売りポジションはほぼ変わらずであったことから、一旦は本日のような冷やす相場はあると考えておりますが、いずれは1000~1050ドルの水準に移行する可能性が出てくることでしょう。
現状買いポジション維持とします。
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