本日21時30分に米CPIコア指数の発表があります。市場は、前月比0.3%(前回0.4%)、前年同月比3.7%(同3.8%)と、若干インフレ抑制を予想しております。つまり、市場予想は織り込まれており、仮に市場予想を上回る数字であるならば、ドル・米長期利回りともに堅調な動きが予想できます。
【大証金】
大証金は、高値更新中となっております。今の『金』は、ドルや米長期利回りとの連動性はなく、地政学リスクや原油高に反応しているようにも思えます。
私が見ています短期トレンドの変化も考えにくいため、当面突っ込んだ(売り叩かれた)場面は買い拾われやすいと考えておりますが、常に前日の安値を意識しておくのが良いでしょう。
本日であれば、昨日の安値11415円がポイントになります。おそらく、8日大陽線の安値11117円や7日安値11008円は、当分下回らないと予想しております。しかし、楽観は悲劇につながるため、リスクマネジメントだけはしておきましょう。
【大証白金】
本日の大証白金は、堅調に推移しております。正直、未だ過熱感があります。そのため、強気したくありません。
昨日のNY市場は、1001.2ドルまで反発した後、勢いが弱回りました。1日では判断できませんが、今のところ1000ドルを維持しにくいようにも思えます。当然、ドル堅調の中、NY金やNY原油、NY銅が上昇したことによるNYプラチナ1000ドルは、割高に思えるかもしれません。
8日のNY市場を見ますと、940ドルから980ドルまで上昇、出来高は44514枚(30000枚以上は大商い)、取組高は前日比2588枚増加していました。昨日9日の出来高は未入電ながら、40000枚前後を予想しています。つまり、今回の上昇は、大口投機家のショートカバーも入っていると思われますが、それを上回る新規買いが牽引したと判断しております。よって、大口投機家のポジションは、ある程度買いに偏ったように感じます。
金とは異なり、プラチナの場合は、高値で現物の買いが入りにくく、高値を維持するのは困難と考えます。(今回は慎重に見ていきたいと思いますが)
とは言え、大証白金相場が昨年の高値を上回ったことから、20~25日間は〇〇〇〇円~〇〇〇〇円の200円レンジを予想しております。よって、200円幅は動きやすいということを意識しておきましょう。
【本日の一言】
トレードの仕方によっては(短期・中期・長期トレードの違い)、買いでも売りでも仕掛けることができます。ただし、いずれにしても、相場がおかしいと思った場合は、その直感を信じるのが良いでしょう。
相場では、結果が全てではありますが、ゴールに向かう過程が重要と考えます。常に、どっちに動いても平常心でいられるポジションを心がけていきましょう。
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