『金』は、歴史に残る相場となっております。
『金』について、簡単にまとめたいと思います。
以前からドル・米長期利回りと逆相関性が少なくなっていると指摘し、中東情勢緊迫化やNY原油高が相場をサポート、押し上げていると考えていました。
ここ最近では、イランが数日以内にイスラエル軍事施設を攻撃する計画があるということで、さらに上昇しました。(土・日曜日の可能性も)しかも、今回の上昇は、NY金ETFのショートカバーが入っているためという説があります。日本のSQ(最終清算数値)が第2週金曜日に対し、米国は第3週金曜日になります。つまり、来週水曜日あたりまでは、ショートスクイーズ(売りポジション解消)が出てくる可能性はあります。
【大証金】
冒頭で述べたように、大証金は歴史的な相場になっております。以前もNY金における大口投機家は、買い煽っているようには思えないとコメントしましたが、今も変わらず大量に買いポジションを増やしているとは思えません。
大証金の短期トレンドは、依然上向きのままです。本日も大幅上昇したため、突込みは買い拾われやすいと予想します。ただし、今の金相場はボラティリティが大きくなっているため、200円下落が押し目になるケースも考えられます。
つまり、以前述べたように200円の上下変動は、意識しておかなければいけません。それに対し嫌悪感がある場合は、市場に参加しない方が良いでしょう。
引き続き、前日の安値を意識しておくのが良いでしょう。(注意することは、これから先も前日の安値を下回り、その安値を上回ることができなくなった場合のみです。)
【大証白金】
昨日、大証白金は買いたくないとコメントしました。しかし、内外ともに金次第の動きです。そのため、NY金が上昇している内は、NYプラチナの売りは控えられることでしょう。
年に1~2回は、このような動きをするケースがあり、相場の変化に気づくまでは様子見たいと思います。しかし、今回の上昇相場は、以前にも増して過熱感があります。
ちなみに、短期トレンドは依然上向きとなっております。大証金同様、突込みは買い拾われやすいように思います。ただし、ボラティリティが大きいため、100円~200円の変動は考えられます。
【日経225】
本日の日経平均SQ値は、39820.59円でした。よって、このSQ値を上回ることができるか注目したいと思います。現時点(17:45)は、上抜けることができないため、売り物が出やすくなっております。
日経225の短期トレンドは、やや上向きに変化してきました。そのため、大きく下落するとは思えませんが、未だ逆張りを意識していきたいと思います。しかも、短期トレンドが上向きになったため、買いの意識を強めていきたいと思います。
万が一の場合のストップロスは、5日間の安値を考えております。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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