大証金は、今週変化するか!?18:04

 昨日は、米小売売上高が市場予想を上回ったことで利下げ期待後退、それに加え中東情勢緊迫化が伝わり、米株式市場が下落しました。米小売売上高上振れにより、ドル、米長期利回りが上昇しました。

【大証金】

 大証金は、昨日コメントしたように、11500円を下回ることなく反発しました。中東情勢緊迫化や米国SQ週(先週掲載しています)ということで、大幅反発しました。たたし、ドル高、米長期利回りが上昇しているにもかかわらず、NY金が2300ドル後半を維持しているのは、正直不思議です。以前から指摘しているように、明日の米国市場でNY金ETFのショートスクイーズ(売りポジション解消)が行われる可能性があります。

 昨日も述べましたが、私が見ています短期トレンドは、依然として上向きです。おそらく、数日間は安値買い拾われることでしょう。ただし、引き続き、前日の安値を意識し、終値でその安値を上回るかがポイントになります。今までは、前日の安値を下回り、下落が続かず、その安値を上回って取引終了していました。

このような動きになりますと、理屈は通用しません。相場のことは、相場に聞くしかありません。

【大証白金】

 大証白金は、大証金に比べ、短期トレンドが若干変化し始めています。しかし、下向きに転換したわけではないため、まだ1~2日は時間が必要と考えます。

 引き続き、昨日述べた4751円を下回るかに注目したいと思います。昨日は、4771円の安値を付けてから若干戻し(反発)ました。

 正直、私自身、大証白金の買いは一切考えておりません。売るか、売らないかの選択肢のみです。なぜならば、コロナショック以降、毎年高値更新するたびに下落しているからです。今回も昨年予想していた今年の高値4800円~5000円まで、既に上昇しております。予想外なのは、円安だけです。

【日経225】

 日経225は、本日大幅安になりました。昨日も38000円台は弱気したくないと述べましたが、本日5日の安値を下回ったことで、テクニカル面、内部要因が悪化しました。今まで38000円台は買って、39000円台で利食いといったリズムが少し狂い始めたように思います。

 ここからは、3月安値の38060円を下回るか否かになります。下回るようならば、37000円半ばまで下落する可能性があります。仮に下回れないようならば、38000円台での揉み合いが必要になると考えます。

 いずれにしても、ここは短期トレンドが変化する時間帯まで様子見とします。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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