【大証金】
大証金は、本日300円以上下落し取引終了しました。昨日コメントしましたが、前日の安値を下回って取引終了したことで、相場の流れが変わったように思います。正直、本日誰もが300円安すると予想できません。しかし、相場の変化に気づくことが重要であり、安いから買うといった行動を防ぐことができます。
個人的に、大証金売りといったコメントはしません。金は、大きな流れで買いと考えているからです。しかし、ここ1~2か月の上昇は、幾分やりすぎのようにも思えました。
高値から500円以上下落すると安く感じますが、確実に相場は変化しており、上値は限定的と考えるのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、本日100円ほど下落し取引終了しました。昨日コメントしましたが、大証金高のサポート要因はなくなったと考え、基本売りの意識をもって臨んでいます。
しかも、前々から指摘していましたが、今月12日の安値4751円を下回ったことで、それ以上の高値は否定されたことになります。どうしても4957円の高値を付け、200円、300円、400円下がりますと、高値を覚えている分買いたくなりますが、4750円以上の価格は除外すると、まだ200円しか下落していないことになります。
現時点での4550円以下は売りにくいところではありますが、反発すれば売り物が出やすいと考えます。
一方、NY市場に目を向けますと、昨日12.5ドル下落したにもかかわらず、出来高は推定27624枚と多くありませんでした。先週末公表したCFTC建玉明細で、大口投機家買いポジションが52430枚と大量保有していることを踏まえると、投げ売りがあまり出ていないように思います。
それに加え、ドル円が気になる動きをしています。大口投機家が円売りポジションを大量保有していることから、近い将来円高に動く可能性があります。
そのように分析すると、戻り売りスタンスで臨むのが良いと思います。
【日経225】
日経225は、本日若干反発しましたが、上値の重い展開に思いました。昨日もコメントしましたが、反発したからと言って、すぐに強気する相場ではありません。なぜならば、今週日銀金融政策決定会合、来月日本企業の本決算を控えていることや、38000円を下回ったことで、1か月分の買いポジションがマイナス評価になっているからです。
しかも円高の可能性も出てきていることや、市場がネガティブに反応しやすくなっていることから、当面戻り売りで対処するのが良いでしょう。ストップロスは、明確にしておく必要があります。(お客様、会員様は会員サイトをご覧ください。)
相場の流れが変わるまでは、その繰り返しです。ちなみに、突込みは弱気する相場ではありません。よって、逆張りの売り主体で臨みたいと思います。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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