昨日、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が、年内は金利据え置かれるとの見方を示したことで、ドル・米長期利回り堅調に推移し、円は155円台を回復しました。しかし、同氏はFOMCメンバーでありません。
円に関しては、先日から指摘している状況に変わりありません。
【大証金】
大証金は、前日の高値を上回って引けました。これで言えることは、4月30日高値11951円から5月7日安値11180円までの下落に終止符が打ったように思います。だからと言って、強気するつもりはありません。
繰り返しの話になりますが、私は徐々に円高に振れると予想しております。本日、植田日銀総裁は、円安が輸入物価の上昇を通じ、国内物価の上振れにつながりやすくなっていると説明し、政策運営にあたり最近の円安の動きを十分に注視すると、初めて為替について言及しました。つまり、日銀は円安を受けて金融政策を変更する可能性が出てきたことになります。
そのため、いずれドル円は〇〇〇円近辺まで進むと予想しており、中途半端な水準では買う気にはなれません。よって、行き過ぎた水準までは、勝負を避けたいと思います。今は、円高を意識しながら、短期トレード中心に運用するのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、大幅高になりました。とは言え、考え方を変えるつもりはありません。先ほど、大証金でも述べたように、徐々に円高に振れると予想しており、大証白金も徐々に上値の重い展開になると予想します。本日予想以上に反発しておりますが、私が予想している水準を上回ったということは、買われすぎの領域で推移しているということであり、慌てて買う場面ではないと判断しております。
正直、昨日NY市場で大口投機家が新規買いしたのか、それとも買戻し(ショートカバー)をしたのか、今の段階では分かりませんが、1000ドルを維持する相場ではないと考えます。
よって、状況に応じて、試し売りも視野に入れておきたいと思います。もうしばらく、日柄を確認していきます。
【日経225】
日経225は、本日大幅安を演じました。特別ニュースが出たわけではありませんが、5月ということもあり、未だ不安定な動きが予想できます。ただし、昨日もお伝えしたように、レンジ幅を以前よりも引き上げて考えたいと思います。仮に、38000円を割り込んだ場合は注意が必要です。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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