大証白金の検証。18:16

 昨日の米CPIコア指数の結果は、ご存じのように市場予想通りでした。昨日もお伝えしましたが、前日にパウエルFRB議長が、利下げへの慎重な見方を言及したことで、昨日の発表後ドル安、米長期利回り低下となりました。今回インフレ鈍化が数字と表れたことで、9月利下げ確立が9~10割まで上昇しました。

 2年前と同じようにドル安に動いたことで、円が153円まで上昇しました。しかし、152円がキーとなります。ドル円に関しては、先週末のブログをご覧ください。

https://first-traders.com/metal/14388/

 本日は、昨日と同様、大証白金の短期トレードについて検証したいと思います。

 その前に、大証金と日経225に関しては、会員サイトをご覧ください。大証金は、引き続き短期トレード中心。日経225は、相場好転、5月SQ値を終値ベースで上回り、買い主体で臨む。

【大証白金】

 まず初めに、この短期トレードは、大証白金以外にも使える手法です。相場のことを専門家に聞くより、この手法を取得する方が良いと考えます。ニュースにとらわれることなく、そういった引き出しをいくつも持っておく方が良いでしょう。相場は失敗の繰り返しです。ただし、失敗が次の成功に結び付くかが重要です。

 こちらのチャートをご覧ください。大証白金60分足です。この手法は、一時間ごとの高値・安値を意識するだけになります。例えば、11時台のロウソク足の安値を13:00に下回った場合、13:00時点で新規売りというルールです。反面、11時台の高値を13:00時点で上回った場合、新規買いとなります。若しくは、反対売買のサインとして使用します。

 

〈昨日の短期トレードを検証してみましょう〉

 昨日のブログで述べましたが、5302円で短期売りが成立。結果的に3205円まで下落、しかしルールは前のロウソク足の高値を上回ったところ、若しくは上回って1時間が終了したところが反対売買のサインになります。

 つまり、夜中で値段を見ていられない方は、20時台の高値5239円以上がストップロスの目安です。相場を見ていられる方は、24時5258円が売り玉の決済になります。いずれにしても、昨夜、売り玉が決済になりました。

 

続いて、本日の動きを見ていきたいと思います。

 本日12時台の安値を14:00に下回ったことで、14:00の5304円で新規売りがスタートとなりました。しかし、15時台の高値を17:00に上回ったため、5310円で売り玉の決済。

この手法は、投資家によって、時間足だけではなく、分足、若しくは日足を用いてトレードをすることができます。あえて、大証白金の60分足を用いたのは、日足は買いにくい相場になっている中で、相場に逆行して売るのもリスクが生じ、このような手法でヒントを得ることができればと思い、本日解説いたしました。。

 ロウソク足は、何のテクニカルよりも、意味を持ちます。そういったことを理解しておくだけでも、今後のトレードに役立つと思います。

ちなみに、大証白金日足チャートは、上記になります。③の価格が5205円です。この価格を明日15:15で下回ると、さらなる下落が予想できます。しかし、簡単に下落しないと考えます。

ただし、来週月曜日は、本日(16日16:30~17日15:15)の安値がキーになります。常に前日の安値と次の日の終値が、日足では重要です。

繰り返しになりますが、60分足の集合体は日足です。60分足から徐々に変化していきますので、必ず60分足は確認しておいた方が良いと思います。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

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