当面、上値の重い展開!?NY銅価格も意識。17:33

 昨日22時45分に発表した5月米国PMI総合(購買担当者景気指数)が、市場予想を上回ったことで、景気の底堅さを再確認し、再び利下げ観測後退が広がり、ドル高・米長期利回り反発が金融商品の圧迫要因となりました。

昨日のコメントもご参考にしてみてください。

【大証金】

 大証金は、昨日コメントしたように、本日も大幅安となりました。NY銅が一時4.7435ドルまで下落したこともNY金の圧迫要因になったと思います。おそらく、金市場から投資資金が流出しているのでしょう。22日NY金の取組高を見ますと、前日比15922枚減少していました。このまま減少し続けるとは思えませんが、当面は上値の重い展開が予想できます。

 ちなみに、私が常にお伝えしています前日ロウソク足の高値・安値トレードに関しては、全ての金融商品で使用できます。例として、大証白金を出しましたが、その仕組みを理解していただければ、大証金も日経225にも使える指標です。上昇トレンド・下降トレンドの基本中の基本です。

 

【大証白金】

 大証白金は、本日プラス圏で取引終了しました。ただし、考え方は変わりません。私のイメージですが、大証白金が反発したとしても売られやすく、いずれ〇〇〇〇円前後まで下落すると予想しております。しかし、その価格が下値のゴールだとは思いません。仮に再度反発したとしても当面は売りの意識で対応したいと思います。

 NYプラチナ市場で大口投機家が、手仕舞い売りを出しているようには思えません。おそらく、大量の買いポジションを未だ維持しているのでしょう。その手仕舞いは価格次第になりますが、遅くとも来月中旬から末に掛けて出てくることでしょう。私は、6月末~7月初旬が底値と予想します。常に、前日の安値を終値で下回るか確認したいと思います。

 

【日経225】

 日経225は、本日大幅安からスタートしました。本日の会員サイトでは、38460円以下で買い方針とし、終値で38460円以下ならば、その買い玉撤退と提案しました。新規買いが成立し、未だ維持している状態です。

 昨日の米経済指標が市場予想を上回ったことで、利下げ観測がさらに後退し、米国株式市場の圧迫要因になったようです。ただし、一つ言えることは、前日の安値を上回って取引終了したことです。このことは、評価して良いでしょう。常に、前日の安値を下回って終えた場合は、買いポジション撤退とします。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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