6月相場スタート、明確な視点から・・・。18:45

 6月相場入りし、本日は明確にコメントしたいと思います。

【先週末の財務省ホームページにて】

 令和6年4月26日~5月29日における外国為替平衡操作額が9兆7885億円と、令和4年9兆1880憶円を上回る規模でした。

 同省の円買い介入を無視し、大口投機家は、1週間(5月22日~28日)で円売りポジションを10623枚増加させました。しかも、同筋は円買いポジションを1049枚減の28565枚と、昨年12月以来の低水準にしました。

 同省の円買い介入、日銀の円安阻止金融政策は無視できません。いずれ、円高に動くことでしょう。個人的に150円割れがあると予想します。

【南ア総選挙】

 与党『アフリカ民族会議(ANC)』が、初の過半数割れとなり、議席数を230から159に減少させました。議会定数は400です。

今後も問題は山積みのようです。この結果を受け、今のところ南アランドは落ち着いた動きをしています。南アランドが上昇することはないと予想します。

【大証金】

 私が、大証金に対し腰を入れて買う相場でないとコメントしたのは、NY金から投資資金が流出しているからです。そのため、あまり強気しすぎるのも良くないと考え、常に前日の高値・安値を意識するよう求めてきました。

 結果、3日のロウソク足は、前日の高値を上回ったものの、終値ベースで安値を下回りました。これが弱気シグナルです。売るつもりはありませんが、安価だからと言って積極的に買う相場ではないでしょう。

【大証白金】

 31日の夜間取引では、ボラティリティの高い動きをしました。おそらく、米国市場の月末ポジション調整のように思えます。しかし、米国市場で大口投機家は、なかなか手仕舞い売りをしてきません。今月中には手仕舞いしてくると思われます。

 基本は、以前にもお伝えしましたが、売りしか考えておりません。売るか、売らないかの2択です。正直なところ、既に5月20日5482円大天井を打っていると判断しております。若しくは、一番天井です。その判断の中で、再度5500円前後を意識するか、5300円を意識するか、状況を確認してきました。ただし、ここにきてNY銅価格が下げ始めています。NYプラチナが、1000ドルを維持しているのも、少し違和感があります。

 NY銅においては、大口投機家が買いポジションを減少させていました。NY銀も多少減らしています。NYプラチナだけです。大口投機家が、大量買いポジションを維持しているのは・・・。

 バブルは、いずれ弾けます。投資資金が集中している内は、価格は下落しませんが、いずれその資金は流出します。コロナショック前の2020年1月、NYプラチナ取組高は10万枚以上ありました。今も10万枚に近づく勢いで増加しています。そのことは、意識しておくべきでしょう。

 このチャートは、2021年の大証白金日足になります。1月29日をスタート地点とするならば、2週間ほどで天井を打ったことになります。しかも、989円幅上昇しました。それが2週間ほどで698円下落し、上昇した分の70%下落したことになります。

 

 このチャートは、現在の大証白金日足になります。4月26日をスタート地点にするならば、3週間ほどで高値を付けたことになります。しかも、942円幅上昇しました。21年のように下押しを予想するならば、上昇幅の70%修正である4823円が見えてきます。

ただし、あくまでも目安です。予想以上に上昇したり、下落することはよくあります。ただし、山高ければ〇〇しという格言もあります。

 基本ベースは、売り目線です。明日のポイントは、3日安値5167円を下回って終わるかです。下回って終了すると、さらなる下落が待っていると予想します。

 これらのことは、大口投機家の動向や他商品の価格変動等を吟味しながらコメントしております。

 

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