材料を評価するのではなく、反応を評価する。19:05

本日も白金中心にコメントしたいと思います。なぜ白金かと言いますと、金とは異なり指標を絞ることができるからです。

白金の前に、金と日経225を述べたいと思います。

【大証金】

 大証金は、堅調な動きを見せました。昨日の会員サイトでは、テクニカル重視で、11750円前後を買い拾いとしました。本日は、買い拾いできた方のみ、買値から100円幅で利食いと提案しました。基本は、買い方針です。

ただし、万が一に備え、前日の安値を下回って終えた場合は、買い玉撤退とします。以前から述べているように、私自身上昇し続ける相場ではないと考えているため、高値での買いは見送りとします。

【日経225】

 日経225は、やはり上値の重い展開になりました。昨日の会員サイトで、38500円以上は売られやすいとし、売り方針としました。しかし、本日の会員サイトでは、終値ベース38490円(昨日高値)以上ならば、売りポジション解消と提案しました。おそらく、あまり利益にならなかったと思います。

2日~3日は、上値の重い展開になる可能性はあります。ただし、大崩れするとも思えません。よって、逆張りの意識の中で、やや売り主体で臨むのが良いと考えます。ちなみに、本日の空売り比率は41.9%(前日41.7%)です。

【大証白金】

 大証白金は、堅調に推移しました。昨日もお伝えしたように、底打ちしたと判断していないものの、18日に前日高値を大きく上回ったことで、数日間は底堅く推移すると予想しました。

 私は、昨年7月以降から買い方針一本でした。しかも昨年後半、今年4月~6月に高値4800円~5000円を付けると予想していました。(ブログに掲載)今年4月につけた高値4957円までは予想通りの展開でした。しかし、2段上げの高値5482円は想定外でした。ただし、私は今年の高値が5482円と判断しております。そのため、いずれ6月14日安値4779円を下回ると予想しております。

 

 昨日もコメントしましたが18日の大陽線は、おそらく南アフリカ政治不安後退によるものと考えます。先週末、アフリカ民族会議(ANC)と民主同盟(DA)が、国民統一政府(GNU)の樹立に向けて合意したと発表しました。しかも、ANC議長のラマポーザ現大統領が再選したことで、政治への不透明性が払しょく、そのことを好感し南アランドは、一気に総選挙前の高値を上回ってきました。

こちらのチャートをご覧ください。

 こちらは、米ドル/南アランド日足チャートになります。現在でも1ドル=17ランド台を維持しております。このことが、NYプラチナの押し上げ要因になったと考えます。

しかし、こちらのチャートもご覧ください。

 こちらは、NY銅日足チャートになります。景気先行指標の銅価格が下落していることもあり、NYプラチナの上値を抑えていた要因と考えます。

つまり、南アランド高は上に引っ張る力となり、NY銅安は上値を抑える要因となっていたことになります。

こちらが、現時点のNYプラチナ日足チャートです。

個人的には、時期的要素から4月のような上昇は困難と考えます。NY銅価格が高値を更新するとも思えません。

〈本日の上昇要因〉

しかしながら、本日は南アランドが急伸し、NY銅も反発しました。

こちらのチャートをご覧ください。それぞれ5分足になります。

 このチャートを見ますと、どちらも上へ引っ張る力が働いたため、NYプラチナが980ドル後半まで反発したと考えます。

 今後の焦点は、南アランド・NY銅・NYプラチナの内部要因・前日の安値を下回るかになります。

 私の持論では、天井を打った相場は底と判断できるまで売り目線で考えます。底打ちの判断は、昨日コメントした通りです。しかし、目先で考えた場合は、数日間底堅く推移する可能性があります。そのため、売りサインが点灯するまでは、一旦様子見とします。

NYプラチナにおける大口投機家のロールオーバーは進んでおります。ただし、始まったばかりと考えます。一般投資家の皆様は、NYプラチナの出来高を参考にするのが良いでしょう。

分かりやすくコメントしているつもりではありますが、もしご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事