相場の反応で、いろいろとイメージすることが重要。13:44

 昨日16時30分に、スイス国立銀行が3ヵ月物銀行間取引金利を予想外に0.25%引き下げ、2会合連続利下げをしたことにでスイスフラン安・ドル高=円安に動きました。

ただし、以前お伝えしています7月円高説は、未だ意識しております。ドル円も変化があれば、詳しくお伝えします。

【大証金】

 大証金は、本日大幅高となりました。本日10時以降、NY銅価格が下落したことで、若干大証金にも利食い売りが出たように思います。

ただし、短期的には行き過ぎの相場にも思えます。ここ数日間は買いの意識をもってトレードと伝えていましたが、本日の大幅上昇は想定外の動きです。全く12000円台は視野に入れていませんでした。

 昨日のコメントでは、11800円台で買い拾い、ただし11820円以下はストップロスと考えていましたが、昨日の安値は11901円と11800円台まで下落することはありませんでした。しかしながら、上昇トレンドを形成しているため、再び押すところがあれば買い拾われやすいと考えます。ただし、12000円台は静観したいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、堅調に推移しました。本日10時以降、NY銅価格が下落したことで、大証白金も上値を切り下げることになりました。南アランドは高値を維持しているものの膠着状態であり、NY銅価格は10時前の価格を下回っております。NYプラチナが買い拾われる理由はないと考えます。

 昨日お伝えしました南ア株価指数ヨハネスブルク40は、やはり0.72%下落していました。ただし、この株価指数の取引時間は、日本時間16時から24時であり、米ドル・南アランドの動きを注視した方が良いかもしれません。昨日も南アランドの動きは、NYプラチナの動きとマッチしていました。例えば、昨日大証白金4966円安値は、南アランド瞬間安によるNYプラチナ972.55ドルまで下落したのが要因。相場には、必ず理由があります。つまり、市場は南ア政治情勢に意識を向けているように思います。

 

(ロールオーバー後)

 昨日も、ロールオーバー(限月乗り換え)期間中ついて伝えました。本日は、ロールオーバー期間以降の動きについて考えていきたいと思います。常に私は、検証しています。

 基本大口投機家は、ロールオーバーを実施する3月末、6月末、9月末、12月末は、ほぼ買い越しになっております。そのためロールオーバー期間中は、価格が下がりやすくなるのも事実です。ただし、昨日も述べたように昨年12月末のようなこともあります。それで、再検証してみますと、ロールオーバーを実施した期間中に相場が下落した場合、その後反転するケースが多く見られます。その一方で、期間中に相場反発した場合、その後は下落するケース多い。

 当然そうですよね。今回もそうなんですが、7月限よりも10月限は、12ドル近く割高です。その価格を大量に大口投機家が買うわけですから、その後下落する可能性が高くなります。(同筋の7月限多くの買いコストは900~920ドルでした。10月限は980~1000ドルの可能性が出てきています)むしろ、相場が下落した場合は、同筋の買いポジションが減少するため、その後は下落しにくくなるのも理解できます。

【日経225】

 日経225は、底堅く、上値の重い展開となっております。

ただし、今月は3月分の配当金が支払われるため、買いか当た投資家に投資余力が生まれます。そのように考えると売り叩く力よりも、安いところで買う力の方が上回ると考えます。しかし、本日も前日の高値を上回って終えることができませんでした。

 ちなみに本日から短期トレンドが横向きに変化しました。昨日述べた逆張り売り主体というトレードから価格レンジを設定した双方のトレードに切り替えていこうと思います。

 

分かりやすくコメントしているつもりではありますが、もしご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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