昨日の米CPIコア指数の結果は、ご存じのように、前日比0.1%(市場予想0.2%)、前年同月比3.3%(同3.4%)と、それぞれ市場予想を下回りました。しかも、このタイミングで、日本政府が為替介入をしたとの思惑が浮上しております。今まで、そのような経緯は無かったこともあり、今回の介入は完全にノーマークでした。
以前にコメントしましたが、日本政府が為替介入をする目安は、2週間で4%円安に動いた場合と聞いております。今回、為替介入に踏み切った理由は、おそらく日米金利差が縮小しているにもかかわらず、円安継続していたからだと考えます。当然のごとく、神田財務官や鈴木財務大臣は、介入についてノーコメントです。
私自身、5月ごろから7月は円高に動くと予想していました。しかし、その予想と裏腹に円安が進み、今月中旬から月末にかけての円高をイメージしていました。そのため、今回のドル円の動きは面食らった感があります。
【大証金】
大証金は、一時188円安まで下落しました。今の大証金は、1%変動するだけで、120円以上動きます。今後も当たり前の値動きと考えた上で、トレードする必要があります。ちなみに、通常の押し目は2~5%、修正安は10~15%、ショック安は20%をイメージしておきましょう。
昨日のコメントでは、前日安値12345円を意識し、買い目線継続としました。しかし、昨日は12227円まで下落したため、途中で買い玉を処分した方もいたと思います。実際、相場が反対に動いた場合は、リスクマネジメントを優先させる必要があります。この行為は、仕方ありません。
今回は結果的に、12345円を1円下回って取引終了したため、買いポジションは解消となりました。ただし、未だ買い目線であり、常に前日安値を意識したいと思います。よって、来週以降は、前日安値12227円を意識し、買い方針とします。
NY市場においては、予想していた通り大口投機家が買い煽っているように思います。そのため、ドル高に動いた場合は、NY金下振れの可能性があり、大証金も下押しに注意しておきましょう。大証金の下値目安を12227円と意識することで、どこが買い場になるかイメージできると思います。
ちなみに、買い目線から中立に考え方を変える一つの理由は、週足で前週安値を下回って週末を終えた時です。少々ややこしいのですが、今は買い目線ということです。
【大証白金】
大証白金は結果的に、上値が重かったように思います。大証白金の試し売りポジションは、そのまま維持となります。あくまでも、ロスカットは終値ベースで考えております。しかし、相場の動きによって、対応することは仕方がないことです。
来週以降、相場が戻れる(反発)か否か分かりませんが、多少戻した場合は売り方針とします。
引き続き、売り目線の中で新規売りを考えていこうと思います。
詳しくは、昨日のコメントをご覧ください。
【日経225】
日経225は、本日大幅安を演じました。さすがに、42000円台は買う気にはなれませんでした。(昨日のブログでも掲載)ただし、ここからです。
昨日もコメントしましたが、41000円台は今一度買い場探しです。しかしながら、今回1000円以上の大陰線を演じたこともあり、短期買い方針とします。そのため、新規買いをした方は、本日大陰線の半分、若しくは3分の2戻したところは利食いを考えるべきでしょう。
一旦上昇の勢いを止めた相場であるため、簡単に高値更新はないと考えます。よって、短期トレードに集中するのが良いでしょう。