NY銅は、重要指標の一つ。17:55

 昨日は、今までの経緯をまとめました。是非ご参考にしてください。

https://first-traders.com/metal/15084/

↑昨日のブログ

 私は、客観的に、色々な角度、心理から個々の相場を分析しています。間違った判断も中にはあります。ただし、リスクマネジメントをしているため、損失を未然に防ぐこともできます。レバレッジ1倍で取引している方だけではないため、常に相場の変化をお伝えしていきたいと思います。

こちらをご覧ください。

 こちらは、NY銅日足チャートになります。以前にもプラチナで取り上げたように、景気先行指標として必要な商品です。私が5月22日のブログで、NYプラチナの大天井を当てた材料の一つです。

 今までの経緯は、割愛します。8月5日米ISM非製造業景況指数が、市場予想を上回ったことで、VIX指数が20ポイント台まで低下し、市場に安ど感が伝わったように思えますが、実際のところ未だ米景気減速懸念は払しょくできていないようです。

このことだけは、常に意識しておきましょう。相場は、楽観したら負けです。買いの場合は、大半の投資家が弱気したところを買う必要があります。以前にもコメントしましたが、みんなが買えば怖くないではなく、みんなが買ったら怖いということです。何をもって判断すれば良いかは、海外投機筋のポジションです。私は、数十年前から指摘しています。NY市場における大口投機家のポジションの偏り、日経225ならば海外投機家のポジション動向です。それを意識するだけで、買い目線・売り目線が理解できます。

【大証金】

 大証金は、やはり上値を切り下げました。昨日お伝えした通りです。これが通常の動きです。市場は、未だに不安感を漂わせております。金の下落は、大半が他の資産マイナスを補うための売却と考えます。ただし、下落すると現物の買いが入りやすいのも金の特徴です。

 しかしながら、このような相場環境では、NY市場の反発力は弱回ります。繰り返しになりますが、相場はなぜ上がるか、下がるかを考えてみてください。金の場合は、現物の買いで上昇するケースはありますが、当然買いたいと思える状況にならない限り簡単に上昇しません。資産が目減りしますと、売却したいと思う投資家も少なくないでしょう。

つまり、相場環境が重要ということです。

 来週あたりから少し相場が変化するかもしれないので、その時間軸を見ていきたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、底堅く推移した一方、上値も重いようです。上値が重い理由は、冒頭で述べたことと、金で述べた市場環境です。底堅く推移しているのは、おそらく中国筋の現物買いでしょう。

 一週間で600円ほど下落した相場が、簡単に立ち直るとは思えません。昨日もお伝えしているように、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円で売りを考えるのが良いでしょう。まずは、そこからです。

今回のように、ショック安を引き起こした場合、市場は慎重な見方、つまりリスクオフに動きやすくなります。今を弱気しましょうということではなく、今回の米景気減速は必然であり、そうならない限りはFRBは利下げに踏み切れなかったわけであり、冷静に対応することが必要です。高くなったからと言って、上昇するといった安易な考え方は控えましょう。

【日経225】

 日経先物の証拠金増額が止まりました。ただし、安心するのはまだ早いと考えます。昨日もお伝えしたように、予想通り36000円を上値抵抗にしました。教科書通りの動きです。なぜ教科書通りかと言いますと、8月5日の大陰線を上抜けないということです。当然の動きと考えます。

昨日詳しくコメントしていますので、そちらをご覧ください。

 大証金や大証白金、日経225共に来週短期トレンドが変化するか注目したいと思います。もうしばらくは、レンジ内の動きをイメージしています。

 

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