いつの時代も米国市場が重要、日本市場は、為替が重要。17:57

 いつも私の拙い長文をご覧いただき、ありがとうございます。

 常に、私たち(私を含む投資家の皆様)は時代に適したアップデートを行いながら、過去との対話をしていく必要があります。簡単に言えば、今のマーケットが何を理由に動いているのかを理解し、仮に日米金利差が〇.〇〇%に縮小した場合、以前のドル円はどの水準で推移していたかを確認することが重要と考えます。

 

 固定観念にとらわれるよりは、ロウソク足一つ一つの意味を理解し、マーケットに影響を及ぼす大口投機家のポジションを意識するのが、利益への近道と考えます。ちなみに、日本市場を取引しますが、軸は米国市場です。日本市場を意識する前に、米国市場を確認しましょう。日本市場は、為替を意識するのが良いでしょう。

 

 マーケットは、私たちの思うように動いてくれません。私たちが、マーケットに合わせるしかないのです。個人個人でトレードの仕方は異なると思いますが、一番最悪なケースは天底で感情的になることです。そのため、どんな時でも冷静に対応できる資金配分をしていきましょう。天底の見極め方は、昨日ブログにて掲載しました。そちらをご参考にしてください。

 

 私たちは、利益を得ることが目的です。私は、金の専門家でもプラチナの専門家でもありません。トレードの専門家です。つまり、トレードについて重要なことをコメントしているだけです。間違った認識だけはせずに、相場のことは相場に聞きましょう。

 

 金やプラチナを詳しくなる必要はありません。トレードの基本・カラクリを理解し、それにプラスアルファで商品の特性を理解するのが良いでしょう。一番重要なのは、ロウソク足です。

 

 本日朝方に発表した米エヌビディアの中間決算は市場を上回る内容でした。しかし、第3四半期の会社予想が、市場予想範囲内・市場予想を下回る数字だったため、時間外取引で6%下落したようです。これを受けて、本日の米国株式市場がどう動くかですが、いずれも失望する内容ではないため、大きな変動は無さそうです。ドル円も予想外に冷静な動きをしております。

【大証金】

 大証金は、意外と堅調に推移しました。しかし、前日高値を上回って終えることができなかったため、エントリーは見送りとします。繰り返しの話になりますが、金(ゴールド)の売りは考えていません。私のブログを長年ご覧いただいている方はお分かりになると思いますが、2022年春ごろから一切大証金の売りはコメントしていません。なぜならば、その当時から5桁まで大証金が上昇すると予想していたからです。

 以前にもお伝えしたように、金は他商品の損失を補うための売却が主であり、世界的には安価な金(ゴールド)を買おうとしております。中国人民銀行は、ここ数か月金(ゴールド)購入しておりませんが。しかし、7月に消費国であるインドが、金取引に有利な税制措置を打ち出しました。他国中央銀行は、未だに金を購入しています。それだけの存在がいるため、大きな方向性は変わらないと考えます。

ただし、私たちはレバレッジ取引(証拠金取引)をしています。そのため、ボラティリティが高まると、不足金が生じます。レバレッジ1=現物丸代金であれば、不足請求はありませんが、慎重に取引を行う必要があります。そういったことから明日以降は、前日高値11765円を上回って終えることができるか注目したいと思います。それ以外は様子見とします。

【大証白金】

 大証白金は、やはり3銘柄の中で一番上値の重い展開となりました。昨日もお伝えしましたが、前日安値を下回って終えたため、下振れ注意としました。基本は、今一度反発は売られやすいと考えます。ただし、NYプラチナが920~930ドルは下値抵抗を見せる可能性があり、安値を売り叩く相場ではないでしょう。あとは、為替次第でしょう。早ければ、来月初旬から中旬に円高に動く可能性があります。そこで、NYプラチナが反発できれば、大証白金お下値も一旦は見えてくることでしょう。私自身は、一番心配しているのが円高です。既にドル円は天井を打っており、日米中央銀行の動向次第で、さらなるドル安・円高が考えられます。そこだけは注意しておきましょう。

 繰り返しの話になりますが、プラチナ価格が底堅く推移することはあっても、上昇することは今のところ考えられません。短期的に買う場面があったとしても、中・長期的には売りが有利と考えます。

 その理由としては、①為替が円高転換したこと②NYプラチナにおける大口投機家買いポジションがスッキリしていないこと③大証白金週足までもが売り転換したことです。これらのことから反発があったとしても、上昇はないと考えます。仮にプラチナ相場が上昇する要因は、日柄(時間)と中国・広州期貨交易所で白金が先物取引として上場することです。

よって、反発したところは売りの意識をもって臨むのが良いと考えます。ちなみに、NYプラチナが反発したところを狙うのが良いでしょう。

【日経225】

 日経225は、やはり堅調に推移しました。37000円前半の買い玉は、そのまま維持とします。ロウソク足の目安は、何度もお伝えしていますので、省略します。

 お客様から日経225は、今後どのように動きか聞かれます。私は、常に前日安値を下回って終えない限りは、買い方針と応えます。これが相場の流れ・リズムです。そのリズムが変化してきた場合は、買いポジションを撤退するのが良いと思います。正直、どこまで上昇するか、どこまで下落するかは、誰にも分かりません。ただし、相場の流れや行き過ぎに関しては、ある程度目で見ることができます。ちなみに、行き過ぎた相場は、必ず修正します。

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

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