こちらのチャートは、上海総合指数日足になります。ご覧いただいてお分かりになる通り、右肩下がりです。昨日と本日の下落は、銀行株の値下がりが要因とのことです。
先月末、中国5大金融機関のうち4行は、第2四半期決算で減益を発表しました。金利低下で利益が圧迫したようです。にも拘らず、中国当局は配当を増やし市場を支えるように求めたと言います。
正直泥沼化しているようにも思えます。上海総合指数の下落により、銅価格やプラチナ価格、日本株へも影響を及ぼしていると考えます。今後も注視していきたいと思います。
【大証金】
大証金は、やはり前日の高値を上回ることができませんでした。正直なところ前日高値を上回って終えない限り、積極的な買いは見送りとします。ただし、昨日もお伝えしたように、11700円台で新規買いした方は、明日終値11766円を下回るようならば撤退するのが良いでしょう。その意識づけがトレードには必要です。
私のサイトは、初めから大きく狙うことが目的ではありません。まずは、反対に動いた時の対応を意識しながら取り組む手法です。そのポジションに利益が出始めた場合は、常に前日高・安を当日終値で下回るか確認しながら保有していきます。結果、利益を伸ばすことはできたとしても、初めから大きく狙うことはありません。人によっては、物足りないかもしれませんが、ご了承ください。
話は戻しますが、未だ金は買い目線で考えております。リスクマネジメントだけを意識したうえで、エントリーしたいと思います。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値が重かったようです。上海総合指数が安値更新したことにより、景気先行指標のNY銅価格が下押しし、NYプラチナも終始上値の重い展開となりました。ただし、以前からお伝えしていますが、NYプラチナ920~930ドルは弱気したくないゾーンです。しかし、前日安値を2日間下回って終えたことは、市場の弱さを主張していると考えます。
短期トレンドは、本来1日~1日半後に変化すると予想していましたが、直近安値を下回ったことで、もうしばらく下向きトレンド継続し、反発には時間が必要かもしれません。
とは言え、ロンドン現物価格とNYプラチナ価格の差は1ドルまで縮小しています。以前は、10ドル割高だったNYプラチナであるため、ここにきて大口投機家が弱気しているように思います。
よって、〇〇〇〇円台までの反発は無条件で売り方針としますが、それ以外は様子見とします。昨日もお伝えしましたが、NYプラチナが天井を打って3か月半経過しているため、安いところを弱気したくありません。
【日経225】
日経225は、やはり39000円を維持することはできませんでした。おそらく、今週まで持ち合い相場が続くと考えます。来週は、9月限SQを控えていることもあり、大手投機家のロールオーバー(限月乗り換え)も行われ、来週水・木曜日は大きな変動が考えられます。そのため、37000円前半の買い玉は、常に前日安値を下回って終えた場合決済としますが、そうならないとしても今週末には処分したいと思います。
ドル円については、イベントだけ注意しておきましょう。6日米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を下回るか、失業率が悪化するかが重要です。いずれも悪い内容であれば、市場は0.5%利下げを意識し、ドル安・円高に動くことでしょう。ただし、その答え合わせは、17日・18日のFOMCです。既に、0.5%利下げを織り込んだのであれば、同イベント発表後にドル高・円安に動く可能性があります。しかし、そのイベントで注目するのは、ドットチャートです。年末までの米政策金利中央値と来年末中央値が重要になります。それ以外は思惑やポジション調整であるため、一方向に動きにくいと考えます。あまり、一喜一憂しないようにしましょう。
ちなみに、0.5%利下げを織り込んだと判断する材料は、フェドオッチよる0.5%利下げ確率です。これが、70%を上回ると織り込んだと判断して良いでしょう。今は、0.5%利下げ確率が31%、0.25%利下げ確率は69%です。