昨日21時15分発表のADP雇用統計が、市場予想を大幅に下回ったことで、142.86円までドル安・円高が進みました。この時の0.5%利下げ確率は45%でした。そして、23時00分発表の米ISM製造業景況指数が、市場予想を上回ったことで、0.5%利下げ確率は39%まで低下し、ドル円は144.24円まで反発しました。
ただし、本日21時30分の米雇用統計を前に、0.5%利下げ確率は43%に上昇し、ドル円は142円前半まで下落しております。日本時間でもかなり米雇用統計を警戒しているように思います。昨日のADP雇用統計が市場予想を下回ったことで、売りの意識が強いように思います。
仮に米雇用統計の結果が、市場予想範囲内、若しくは市場予想を上回るようならば、再び144円台までドル円が浮上することも考えられます。全ては、結果次第にはなりますが、多少のネガティブ材料は織り込んでいるように思います。結果後に、それまでの反対に動くこともあります。
ちなみに、本日米雇用統計市場予想は、非農業部門雇用者数16万人増加(前回11.4万人増加)、失業率4.2%(同4.3%)になります。とりあえずは、この2項目に注意していきたいと思います。
【大証金】
大証金は、昨日述べたとおりです。金自体が弱いわけではなく、円高が止まらないため、どうしても大証金の上値は重くなります。為替が落ち着かない限り、大証金は上昇し続けることはないと判断しています。
ちなみに短期トレンドは。下向きトレンド継続であり、来週中ごろまで〇〇〇〇〇円近辺は売り物が出やすいと予想します。
よって、引き続き買いは見送りとしながら、レンジ・ボックス相場をイメージしております。
【大証白金】
こちらのチャートをご覧ください。上がNYプラチナ60分足、下がNY銅60分足になります。昨日のブログ更新中に、NYプラチナが上昇しておりました。欧州勢のショートカバーが入ったと思いますが、NY銅価格も反発していました。赤枠で囲んでいますのは、昨日17時~24時までのロウソク足です。
昨日の米ISM製造業景況指数の発表後に買いが入り、そこが目先の高値になったようです。おそらく、同指標が良好な内容だったので、更にショートカバーが入ったように思います。昨日のNYプラチナ出来高は推定33326枚と、通常よりは商いが多かったようです。
さて、ここからです。昨日のコメントでは、NYプラチナ935ドルを上回ると、まとまったショートカバーが入り、950~975ドルまで反発を予想しました。その考えに変わりありませんが、円高は意識しなければいけません。為替が落ち着くまでは、どうしても反発力は鈍くなります。ちなみに、中国筋は920ドル台、905~910ドルで通常の3倍以上現物を買っていると思われます。
いずれにしても、ドル安・円高の流れに変わりはないと考えます。よって大証白金は、NYプラチナが反発したところを確認し、新規売りをしていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、36000円前後まで下落してきました。未だ、円高=日経225売りの流れになっているように思います。
本日の米雇用統計の結果で、どのように反応するかを見たいと思います。ちなみに、短期トレンドは下向きであり、やはり37000円台は売られやすいと考えます。