私が常に意識していることをご紹介します。
①方向性の確認
相場が上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのかを分析します。(優先順位 内部要因=NY市場における大口投機家の買いと売りのバランス、現物と先物との乖離 テクニカル=指数平滑移動平均線・回帰トレンドが主体)
②前日高値・安値と当日終値の関係性
上昇する相場は、当日終値で前日高値を上回ります。下落する相場は、その反対です。下げ渋りを見せる相場は、前日安値を取引時間内に下回ったとしても、終値では上回ります。相場の習性を知ることが重要です。
③テクニカル
2つ・3つ組み合わせて検証するのが良いでしょう。以前にも述べましたが、トレンド系指標2つ、オシレータ系指標(買われすぎ・売られすぎ)1つ用いるのが良いと考えます。
一番してはいけないのが、色々な指標を使うことです。テクニカルを使う段階では、検証する時間が必要ですが、一度そのテクニカルを信用した場合、失敗しても使い続けることが重要です。私は、テクニカル指標の数字を変えて使用しています。
『強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく』という格言
【大証金】
大証金は、期待していた1手・2手下げがないようです。こちらのチャートをご覧ください。
こちらは、大証金日足チャートになります。テクニカル指標は、指数平滑移動平均線です。この3本線は、上から5日、10日、25日になります。25日線を5日線が下から上に交わったところをゴールデンクロスと言います。9月20日にゴールデンクロスしました。
ここで意識するのは、①9月20日15時15分終値、同日16時30分始値です。ここで窓が開いています。価格にしますと126円です。この窓を埋めないということは、それだけの材料があるということになります。(充当情勢緊迫化)つまり、この始値が下値目安になるということです。
②終値で前日高値を上回っています。9月19日以降、前日高値を上回って取引終了しています。これが上昇トレンドということになります。大相場に発展するかは誰にも分かりませんが、大相場を得るために必要なことは高値更新・高値維持です。そのように考えると、押し目があっても大幅下落はないと考えるのが良いでしょう。
ちなみに、買われすぎ指標として、①現物との乖離②25日移動平均線との乖離③大口投機家(大口投機家の売り買いのバランス)が主です。ここで言えるのは、25日線との乖離があります(青線)。乖離があるということは、25日線が上がるまで日柄を掛けるか、それとも下押しを入れるかが考えられます。仮に相場が上昇した場合、更に乖離率が拡大するため、過熱感が出てきます。そのことを意識しながら買い拾いとします。
【大証白金】
こちらのチャートは、上からNY銅(景気先行指標)、米ドル・南アランド、ヨハネスブルグ40(南ア株価指数)の日足になります。
多少割愛しますが、これらはNYプラチナの動向を予測するうえで重要な指標です。南アフリカの経済を知るために、自国通貨ランドと南ア株価指数を常にチェックしています。銅価格は、市場が景気をどのように受け止めているかが理解できます。チャートを見ると、一目瞭然です。簡単に言いますと、南ア経済は底打ちの可能性が高く、米国経済も思いのほか悪くはないと判断しています。ただし、どこまでも続くわけではないため、常に目を光らせる必要はあります。
私が、NYプラチナを弱気から強気に変化した理由の一つです。
繰り返しになりますが、先日のWPICプラチナ需給レポートが良好な内容であることや、南ア経済底打ち期待があることなどからNYプラチナ1000ドル以下は安く感じます。そのため、NYプラチナ1000ドル以下を弱気するつもりはありません。
しかも、大証白金はゴールデンクロスしました。いずれにせよ、今は買いのみで対処したいと思います。
【日経225】
日経225は、前日の安値を下回って終えました。ここで言えることは、もうしばらく行ったり来たりの相場になるかもしれません。
明日26日は配当権利確定日、27日は配当権利落ち・自民党総裁開票日、30日は四半期末と、ポジションの変化が考えられます。
しかし、27日以降、日経225はゴールデンクロスする可能性があります。そのため、基本は買い方針で臨みたいと思います。