本日の金融商品は、短期売られすぎ。ただし・・・。18:02

石破氏が新総裁に選出されたことで、大きくマーケットが下落しました。ご存じのように、円高が最大の要因です。先週末もお伝えしましたが、為替分でも1日で5円円高に動きました。さすがに、ドル円があっさり142円を割り込むとは思いませんでした。

 これでは、いくらNY市場が下げていないと言っても、大証市場はかなりダメージがあったと思います。8月もそうでしたが、今は為替が主導権を握っております。

 私は、9月26日にドル円142円~147円レンジと予想していました。先週末の自民党総裁選後も142円~145円を意識しておりました。少し甘かったようです。ただし、今後のドル円は、やはりFRBの利下げペース次第と考えます。ソフトランディング(軟着陸)ならば、利下げペースを速めることはなく、ドル円も急激に下落しないと予想します。つまり、140円が節目ということです。しかしながら、ハードランディング(硬着陸)ならば、利下げペースが早まるとの懸念から、ドル円は140円を割り込む可能性もあります。

私の予想では、すぐに140円を割り込むとは思いません。しかし、労働環境次第では、市場が思惑で動いてくる可能性があり、そこだけは意識しておかなければいけません。

【大証金】

 大証金は、大幅下落しました。先週末は、NY市場が下落していないため、弱気はしていない旨をお伝えしましたが、さすがにドル円が一気に5円も下落しますと、それだけで400円以上コストダウンになります。本日の下落は、ほぼ円高分と言えるでしょう。正直、短期売られすぎであることや、NY市場が下落していないこと、ドル円が142円を意識していることから、引き続き12038円を下値目安と考え、買い方針とします。ただし、前日安値を下回って終えたため、前日高値前後は一旦利食いするのが良いでしょう。リスクは、前日安値以下です。

 よって、〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円レンジをイメージしつつ、買い方針継続とします。(予想レンジは、会員サイトで掲載しています。)

【大証白金】

 大証白金も大幅安となりました。4600円は想定内でしたが、4530円前後はイメージしていませんでした。金同様、ドル円次第ではありますが、前日安値を上回れずに終えたことから、当面上昇相場一服と考えます。

 NY市場でも大口投機家の買いポジションが増加していたことや、中心限月1月限がプラチナ現物価格より5ドル割高であることから、正直NYプラチナの上昇は期待できません。ただし、本日の大証白金下落は、短期売られすぎです。おそらく、〇〇〇〇円台までは反発する可能性があると考えます。しかも、大証白金の場合はプラチナ現物価格よりも10円割安になっています。

 まとめますと、NYプラチナ・大証白金ともに上値の重い展開ではあるものの、大証市場で4600円を下回ったことから割安になり、その分反発も意識されると予想。つまり、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円レンジをイメージした逆張りと考えます。(予想レンジは、会員サイトで掲載しています。)

【日経225】

 日経225も大幅安となりました。ただし、先週末コメントしたように37000円台は買い場探しと考えます。今回も円高による下落であり、高市氏への新総裁期待が強かったため、ショック的な動きになったようです。しかし、9月26日・27日に買った投資家だけが決済を迫られたわけであり、8月初旬の下落とは投資家マインドも違うように思います。

おそらく、金や白金同様、ドル円次第ではありますが、当面は逆張りを意識した買い方針で臨みたいと考えます。(予想レンジは、会員サイトに掲載しています。)

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