基本は、逆張り買い主体でトレード。18:02

ドル円の動きが激しくなっております。

 先週末のコメントでは、ドル円142円~145円レンジをイメージしていたものの、昨日141.63円まで下落、本日は一気に144円台まで上昇しました。

この背景には、円だけではなく、やはりドルが関係していたということになります。

 昨日発表の9月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回ったことや、パウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を強調したことで、ドル円が143円台まで回復。それに加え、午前9時公表の日銀決定会合の主な意見の中で『最近の円安修正に伴って、輸入物価上昇による物価上振れリスクも減少しているので、見極めるための時間的余裕がある』と利上げを急ぐ内容でなかったことから、ドル円は144円台まで上昇しました。

 9月27日~30日にかけての円高は、自民党総裁選結果によるものだけであり、やはり日米金融政策の思惑で、今後もドル円は変動することでしょう。

 昨日もお伝えしましたが、米国がソフトランディングならばFRBは利下げを急ぐ必要はなく(ドル高・円安)、ハードランディングならば市場は急ピッチな利下げ・利下げ幅を意識する(ドル安・円高)ことでしょう。ちなみに、先月FOMC結果前のドル円は139.57円まで下落しました。個人的には、この水準は当面下回らないと予想しています。

ソフトランディングかハードランディングかは、米雇用と米景気指標が重要です。インフレ指標は、FRBと市場共にあまり気にしていません。なぜならば、既にインフレは抑制している前提だからです。

 いずれにしても、未だドル円は、142円~145円レンジをイメージしています。

【大証金】

 本日大証金は堅調に推移しました。昨日もコメントしたように、12038円を下値目安として、想定レンジを〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円と考え、買い方針としました。

ただし、ドル円上昇だけでは、大証金の上値にも限界があり、今はあまり欲張らず利食いも視野に入れるべきでしょう。

 先日NY金下落で、大証金が400円以上下げたわけではないものの、ややNY市場にて大口投機家の買いポジションが目立ち始めています。おそらく、NY市場が下振れる可能性もあり、大証市場はレンジ相場を意識しておくべきでしょう。ただし、』の場合は安くなると現物の買いが入りやすいため、値崩れを起こすとは考えにくい商品です。NY市場の出来高に注目するのが良いでしょう。

【大証白金】

 やはり、昨日はNY市場が大幅下落となりました。昨日も指摘したように、NY市場にて大口投機家の買いポジションが目立っていたこともあり、ある程度手仕舞い売りも出たように思います。しかし、昨日の出来高は推定27496枚と低調であったことから、まだ下振れリスクが残っているようにも思えます。

 繰り返しになりますが、大証白金が上昇するためには、NY市場の上昇が不可欠です。今のドル円の影響力は乏しく、大証白金の上値にも限界があります。

 昨日は、短期売られすぎであるため、大証白金は〇〇〇〇円台まで反発すると予想しましたが、今のところまだ届いていません。まだ可能性はあるものの、高値を強気する相場ではなく、当面は〇〇〇〇円~〇〇〇〇円レンジをイメージしながら逆張りで臨むのが良いでしょう。逆張り買い主体です。

【日経225】

 日経225は、本日反発しました。円安と前日2000円安の影響から反発したと考えます。

 昨日のコメントで、8月初旬の下落時と異なり、投資家マインドは悪化していないとお伝えしました。8月下落相場は、ドル円が150円半ばから141円台まで一気に下落したことが要因です。相場は、一気に動くと思考能力を失い、狼狽的な行動になりがちです。

いずれにしても、今は高値を追わず、ある一定レンジを意識した逆張り方針が良いと考えます。逆張りの買い主体です。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事