NY貴金属はバブル化現象!?18:29

本日は、ADP雇用統計があります。ただし、相場の流れが変化する材料ではありません。

ドル円に関しましては、28日のブログをご覧ください。

https://first-traders.com/metal/15703/

【大証金】

 大証金は、内外で高値更新してきました。今回の上昇は、投機的な人気によるものと考えます。数日前から指摘していますが、NY金市場における大口投機家のネットロング(買い越し枚数)は、30万枚まで拡大しています。(10月22日時点)おそらく、23日以降も大口投機家が買いポジションを増やしていると思われます。

たまに、今回のようにドル高・米国債利回り上昇に対し、NY金上昇もあります。理不尽な動きをした場合は、修正安が必ず入ります。

 インドでヒンズー教のお祝いが始まったことで需要増加を期待する向きもありますが、9月中国金輸入量は2022年4月以来の低水準となっております。需要期待されるインドでも9月輸入量(速報値)は、前年同月比67.3%減の5.59トンと2023年1月以来の低水準になっております。

 つまり、今の価格水準では需要が増加しないということであり、買っているのは大口投機家ということになります。

よって、引き続き、買いは一切考えず、まとまった修正安を期待したいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、本日日中時間は堅調に推移しました。私は、1、2週間前からプラチナは金次第とコメントし、11月修正安を予測していました。しかし、NY金価格が高値更新したことで、大証白金は約5200円、NYプラチナは約1065ドルまで上昇しました。正直、ここまで上昇するとは思いませんでしたが、依然NY貴金属市場はバブル化しているように思います。

まだ下落は早いように思いますが、ポイントとしては内外プラチナ共に、前日安値を下回って終えたところから徐々に売りを考えていきたいと思います。

 私が、ここまでの上昇を予測できなかったのは、5月上昇時に比べ大口投機家がネットロングを増加してきたからです。おそらく、2019年以来のネットロングのように思います。ただし、繰り返しになりますが、必ず力で上昇させた相場は、修正安を演じます。思い出してください、大相場の格言を・・・。

 よって、先ほども述べたように、売るタイミングを狙っていきたいと思います。

【日経225】

 日経225は、やはり堅調に推移しました。昨日もコメントしたように、買う・買わないは別として、相場の変化に気づくことが重要です。

その変化に早く気づければ、10月28日大引けで買えたのかもしれません。私が、常にコメントしています、売りの場合は前日高値をストップロス、買いの場合は前日安値をストップロス、これが相場の変化です。

 今後の相場ですが、月末・11月相場入りということもあり、高値を買うのは抵抗があります。しかし、ストップロスを前日安値に設定するのならば、仮に前日高値を上回って終えたところを試し買いしてみるのも良いでしょう。

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