敗者がいれば、勝者がいる。

  東京白金は、会員サイトで指示した買い玉の利食い値段には僅かに及びませんでしたが、お客様は3680円前後で利食い致しました。

  ただし、東京白金は未だ押した場面は買い拾いたい。一部のお客様には、本日〇〇〇〇円前後で新規買いしていただきました。会員サイトでも、利食いが成立しなかったため、3590円の買い玉を維持し、〇〇〇〇円以下で新規買いが成立しました。ただし、この買い玉は〇〇〇〇円以下でロスカットを設定しております。

 正直、この白金は大相場に発展する銘柄と予想しております。理由としましては、一つに東京市場におきまして一般投資家の買いポジションが減少し、売りポジションはある一定を維持している事、もう一つはNY白金の月足を見ますと、2011年7月に大天井をテクニカル上で打ち、16年1月に大底を作り、その2か月後の3月に買い転換しているのが理解できます。50か月以上下げた相場が、13か月で天井を打つとは思いません。つまり、NY市場の月足で2番底を形成したかっうとなっているため、今までのような強烈な下げは考えられません。

 前者の一般投資家の買い玉が減少しているというのも、市場の心理を見る上では重要な指標です。3000円台から3600円台まで上昇しますと、やっと助かった買い玉が利食えると思えば、一旦手仕舞いしようと思うもの。ただし、それは攻めの売買ではなく、守りの売買であるため、そのトレードが悪いわけではありませんが、買いにくくなっている価格帯であることは間違いありません。ただし、相場は私たちの値ごろ感では決まりません。むしろ値段というよりは、雰囲気が大事になってくることでしょう。

 ここ最近、買い方にとってはイライラする動きです。売り方にとってもそうでしょう。しかし、昨日1月12日の高値3649円を終値ベースで上抜けたことを考えますと、少なくとも昨年10月以降の売り玉には利益は乗っておらず、売り方にとっては苦しい動きと言えましょう。相場は、綺麗ごとではありません。敗者いるから勝者がいるわけであり、ここでいう敗者は売り方というわけです。今までならば、売り玉を持っていれば助かるといった考え方ではありましたが、今の相場は売り玉が我慢している分、しつこい相場になりそうです。

※会員募集中です。今月からリニューアル致しました。2週間無料体験できますので、お気軽にお申し込みください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事