やはり、11月に入り相場がさらに下落してきました。先月中旬以降から11月に入ると、NY金もNYプラチナも下落しやすくなと予想していました。その理由の一つとして、ファンドの45日前ルールです。両商品ともに、ファンドが過去と同じくらい、それ以上に買っていたことから、強制的な決済が行われると予想していました。
私のサイトでは、大きな相場を取り損ねることがあっても、相場を見失うことはないと自負しています。
本日は、簡単に大証金と日経225をコメントし、そのあとは白金について解説したいと思います。
【大証金】
大証金は、今月に入り600円ほど下落しております。私は、先月末から買うつもりはないとお伝えしてきました。このサイトでは、売りのコメントは一切しませんので、買うか買わないかの内容になります。
未だ大証金は下値を試す展開と予想しています。その理由としては、①需要が集中する価格を探る②ファンドの手仕舞い売りが不十分③米大統領にトランプ氏が選出されたことと考えます。
よって、まだ買うつもりはありません。反発があっても売られやすい状況と考えます。
ちなみに、ポイントとしては、米下院で共和党が過半数を得た場合、ドルと逆相関になる可能性はあります。
【日経225】
日経225は、引き続き39000円は見送りとします。数日間、上値の重い展開が続いた場合、売りを意識していこうと思います。その理由としては、①今週で日本企業決算発表がほぼ終了すること②日経平均PERが16倍台であること③39000円台にも拘らず、市場が弱気していないことを挙げます。
よって、明日終値で前日安値39140円を下回った場合、新規売りを考えていこうと思います。それ以外は、様子見とします。
【大証白金】
やはり大証白金は、下落してきました。NY市場の下落は想定内でしたが、ドル円堅調は想定外です。円高を伴って、大証白金下落を予想しておりました。
昨夜、なぜNYプラチナだけがプラス圏で推移していたのか疑問でした。①NY原油安・NY金安・NY銅安・NYパラジウム安②南アランド急落・南ア株指数安③ドル高・・・。
私は常に材料では相場を作ることはできないとコメントしています。相場を形成するのは、投機家によるポジションの出し入れです。私たちは、マネーゲームをしている以外何もありません。そのため、常にNY市場における大口投機家のポジションを注視する必要があります。そのポジションで下落しそうか否かを判断することができます。単に安いから買う、高いから売るといった取引手法は、いずれ梯子を外されます。常に、なぜ売るか、なぜ買うかを考えて動くことが重要です。相場が外れたとしても、次につながります。
長々と話しましたが、私自身、NYプラチナにおける大口投機家買いポジションはあまり減少していないと予想しています。ここ最近のNYプラチナ下落は、大半が同筋の新規売りによるものと考えます。そのように解釈すると、買い方の手じまい売りが近い将来乱発してきても不思議ではありません。
それならば、どの価格水準がポイントになるかです。
それでは、以下のチャートをご覧ください。
こちらのチャートは、NYプラチナ日足になります。常に、相場はNY市場です。NY市場と為替動向が重要です。当然チャートは、国内市場を確認します。あとは、現在のように、限月乗り換えは注意しております。
①の赤枠は、大口投機家が14821枚買いポジションを増加させた期間になります。一方、②の青枠は、相場下落にもかかわらず、大口投機家の買いポジションが1720枚しか減少していなかった期間になります。その後の下落で、多少減少させたと思いますが、出来高や取組高を見る限り、大きく手仕舞い売りしているようには思えません。そのように考えますと、③の955.9ドルを下回ったときの出来高が重要です。この価格を下回っても出来高が40000枚まで増加しないようならば、もう一段下落も考えられます。
ちなみに、今のドル高・NY株高が、トランプ相場であるならば、今回のNYプラチナ下落もトランプ相場の影響を多少なりとも受けているように思います。そのため、米下院で共和党が過半数を得た場合は、ある程度の反発も想定しています。
よって、4900円台の売り玉は、引き続き前日高値を上回らない限りは、放置とします。当然、利食いは自由です。
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